筆島まで2.6kmの表示あり。
波浮港は後程立ち寄るとして、筆島に向かう。
緩やかな下り坂が続く。
先程来、消防のサイレンが聞こえる。
暫く走ると、道端に消防用のホースが。
この先の別荘でボヤ騒ぎがあったとのことで、島の消防団が出動していた。
「あの山の上の鉄塔、さっき、見ました。あの鉄塔の間近を走ったんですね」と大給殿。
「そうですか。鉄塔は見ませんでした。坂道を上るのに必死だったもんで」と上総。
「私も鉄塔は見ていませんね」と伊豆殿。
(鉄塔は、山の上、真ん中あたりからちょっと右にうっすらと...)
筆島と岬を臨む。
今日の jitensha @筆島。
「筆島」。
碧い海岸線。
右手の景色を臨む。
「あれはイルカではありますまいか」と指差す風の大給殿と伊豆殿。
先程、家族連れが「イルカが二頭泳いでいるとのことで見に来ました。水面に飛び上がるほどではありませんが、二頭、見ました。是非、探されるといいでしょう」とコンパクト・カメラで撮った二つの黒い点の写ったシーンを見せてくれたのであった。
上総も目を凝らして海面を見た。
暫くするとそれらしきものが何度か見えた。
コンパクト・カメラでは、動きの早い姿を捕らえることは難しい。
何度か適当にシャッターを切った。
一頭だけだが、黒い点となって写っていた(真ん中から少し右下の黒い三角状)。
岩に砕ける波を見ると、東映映画を思い出す。
bd-1と波。
溶岩で形作られた風景。
自然の造形。
自然の造形を撮る姿。
フォト:2010年5月22日
(つづく)