「大給殿、この甚兵衛大橋を渡り、暫くすると、右手に松林、そして、その先に、印旛沼水産センターが御座りまする。印旛沼水産センターは11時開店なので、上手く行程が組めず、ここで鰻の白焼きはゲット出来ませぬが、松林は今後の"野点"場所候補に成り得まする故、立ち寄ってみまするかな」。
「いや、このまま、前進しませう」。
幹線道路を横切った先に立て看板があった。
やはり、北印旛沼CRと西印旛沼CRをつなぐ捷水路沿いは通行止めとなっている。
「やはり」というのは、8月であったか、印旛歩駄守殿が彼のブログ「印旛沼ポタリング日記」で、その旨、綴られていたからだ。
北印旛沼CRと西印旛沼CRをつなぐ捷水路沿いの入り口に至る。
大きく、迂回路が掲示されている。
この捷水路は渓谷の様相を呈しており、印旛沼サイクリングロードの中で、最も素晴らしい景観を醸し出しているところである。
早く復旧してくれると有難いのだが...。
迂回路の一般道を走る。
上り坂だ。
後ろを振り向くと、大給殿がいない。
暫くすると、「栗を拾っておりました。動物に食べ荒らされたあとにも思えまするが」との声が。
捷水路の"渓谷"を跨ぐ、歩行者専用の赤い橋(橋の名、不詳)を眺める。
いつもは捷水路を走りながら、下から眺める橋だが、高台の一般道からこの橋を眺めるのも一興だ。
「崩落危険/迂回」のお陰(???)で、栗拾いや別の角度から橋を眺める機会を得ることが出来たと言える。
捷水路"渓谷"を跨ぐ、もう一本の緑色の橋、「山田橋」の袂に出る。
そこを左折して、一般道を走り、「グリーブ」なる店を左手に見遣りながら、右折して、細道に入る。
森の中の、結構、急な下り坂だ。
坂を下ると小さな橋を渡る。
そこで、迂回は終わりる。
小さな橋から捷水路と山田橋を眺める(左側が捷水路沿いのサイクリングロード)。
フォト:2010年10月11日
(つづく)