天守閣広場から坂道を下り、報徳二宮神社へ。
報徳二宮神社。
「御守りを頂戴するものではありませんが、この可愛らしい御守りの写真を撮ってもよろしいでしょうか」。
にっこり笑って、「可愛らしいでしょう。最近、新しく出来た御守りです。どうぞ、写真をお撮り下さい」と巫女さん。
小田原城内紅葉狩之図。
里程標/小田原市内、箱根口にて。
「東海道を走りながら、ずっと撮りたかった道標に御座る」と大給守殿、カメラを向ける。
「そろそろ、4時。日暮れ前に、着火式を行いたく、料理人大給殿、宜しくご指南の程を」。
「では、着火式は小田原港にて行いませうぞ」。
小田原港へ向かう途中、立派な御屋敷町を抜ける。
走りながら、マンホールの図柄に見入る。
マンホール図柄蒐集家、ハリポタ藩摂津守殿への土産が出来た。
小田原港。
港口の灯台を見て、思わず、口ずさんだ歌、それは申すまでもなく、♪エッサ エッサ エッサホイ サッサ おさるのかごやだ ホイサッサ 日暮れの山道 細い道 小田原ぢょうちん ぶらさげて...♪、童謡「おさるのかごや」だ。
小田原提灯なる言葉は、幼き頃に、この童謡から学んでいるが、しからば、小田原提灯とは何ぞや?
電子辞書/広辞苑を紐解くと、「不用のときは折り畳んで腰にさし、用いるときには伸ばして広げられるようにした細長い提灯。天文年間(1532~1555年)、小田原の甚左衛門という者の創製をいう」とある。
言わば、折り畳み傘や、折り畳みjitenshaの如きものだ。
小田原港"野点"之図。
斯くして、上総の、おニューの火器/EPIgas/REVO-3700と重ね鍋/snow peak/ multi compact cook set SCS-020 は、大給守殿のご指南の下、無事、デビューを果したのであった。
走行距離52.20kmの、富士見三昧ポタであった。
フォト:2010年12月4日
フォト#6、#10:大給守殿提供
(完)