2011年 01月 05日
1月4日、手賀沼、手賀川と鳥見をしながら、「本埜村 白鳥の郷」へ。 「白鳥の郷」を訪れるのは、昨年11月13日以来のことである。 前回、綴った「上総の白鳥レポート/いた!"隣り村のカワイ子ちゃん"たちが!」(昨年11月14日~21日の間、六話連載)を読み返してみたところ、11月13日現在の飛来数は13羽であった。 道路沿いに、新たな標識が。 今シーズンの初め、白鳥を守る会の御仁に「印西市と合併し、白鳥の郷の予算が増えるのでは?」と語り掛けたところ、「市には縛られたくないので」との答えであったが、市の予算で立てられた標識なのだろうかと考えたり...。 「白鳥の郷」に到着。 ベデワン・ホワイトも白鳥の群れの一員の如くに。 13時13分(カメラのデータによる)。 昼間の採餌に出掛ける時間帯にしては、珍しく、多くの白鳥が。 久し振りですね、というような顔で。 早くも、採餌を終え、戻って来る白鳥も。 白鳥独特の、脚を上手く使い、制動を効かせえた、着水態勢が面白い。 子供たちの言葉。 これは、これまでになかった"趣向"。 「493羽」。 昨年のピークは「1,100羽」。 昨年同時期より少ないような感じ。 帰宅後、昨年同時期のマイ・ブログを開いてみたところ、「900羽」となっていた。 今一度、コハクチョウ、オオハクチョウ、アメリカコハクチョウの特徴をおさらい。 ベンチに置かれた写真集。 ページを繰っていると、目を惹く写真が一枚あった。 「月に雁」ならぬ「月に白鳥」であった。 この写真集の主と思しき人であった。 「これは見事な写真と思い、撮らせて戴きました。白鳥の戻る時間帯と日の入り、月の出がピッタリと合うなんて、そう滅多にあることではないですね。自然の営みがよく現れた写真ですね。次の満月は1月20日、頭の中に入れておきます」。 「昨シーズン、ここで、アメリカコハクチョウばかりを狙っている人に出遭いました」と言葉を続けたところ、写真集のページを繰りながら「これがアメリカコハクチョウの羽ばたいているところです」と。 「そうそう、先程、コハクチョウ、オオハクチョウ、アメリカコハクチョウの特徴のおさらいをしたのですが、アメリカコハクチョウは嘴が真っ黒なんですよね。数の少ないアメリカコハクチョウをカメラに収め、且つ、羽ばたいている姿が撮れるなんて、見事ですね」。 「今日、この時間に見に来られた人は幸せです」。 「と申しますと?」。 「昨日のこの時間には、20羽くらいしか留まっていませんでした。皆、採餌に飛んで行っていました。今日は、何故か、採餌に行っても直ぐに戻って来るのです」。 「そうですか。実は、先に印旛沼に行って、白鳥が戻って来るであろう、3時か4時頃にここへ来ようかと思ったのですが、先に来て良かったです」。 と話している間も、東の空から舞い戻って来る白鳥、そして、西の空に向って飛び立ち、旋廻しながら東の方へ飛んで行く白鳥と、「白鳥の郷」は賑やかであった。 「白鳥以外に面白い鳥が来ています。白鳥を親と思って、迷い込んで来たようです」。 「その鳥は何処に?」。 「水の中ではなく、右手の田んぼの中に、茶色い鳥がいるでしょう。あれです」。 「鳥の名は?」 「ヒシクイです」。 早速、おニューの双眼鏡で覗いてみる。 「おお、いますね、いますね」。 「成田市の方には数十羽、来ているようです」。 一瞬、成田市の何処に来ているのか、聞こうと思うも、その思いは何処へやら。 「ちょっと、写真を撮って来ます」。 ヒシクイ。 貴重な鳥見となった。 「1月20日が満月であるとのこと、ヒシクイのこと、いろいろと楽しい話を有難うございました」と写真集の主に御礼を述べ、時計を見たところ、「白鳥の郷」で、彼是、小一時間を過ごしていた。 小生も採餌せねばならない。 北印旛沼の印旛水産センターの周年うなぎを食するには時間的に遅くなる。 北印旛沼での鳥見は昼餉の後とし、安食(あじき)の鰻や「さかた」へと向かった。 以上、1月4日の「上総の白鳥レポート」でした。 手賀沼、手賀川、北印旛沼での鳥見は、別途、綴る「鳥見/またまた、遭遇しちゃいました!ポタ」にて...。 フォト:2011年1月4日
by kazusanokami
| 2011-01-05 21:56
| 本埜村”白鳥の郷”ポタ
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