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『上総守が行く!』

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2011年 07月 29日

『印旛沼龍伝説ゆかりの地を訪ねて(下)』

龍腹寺を巡り、折角、印旛沼水産センターまで来たことでもあり、龍角寺に向うことにした。

甚兵衛大橋の手前を右折する。
新ルートだ。
先ず、JR成田線下総松崎駅を目指す。
いつも思うことだが、「松崎」の読み方がなかなか興味深い。
「まつざき」ではなく、「まんざき」と読む。
「しもうさまんざき」、いい響きだ。

下総松崎駅近くの踏み切りを渡る。
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成田安食バイパスに向う道を走る。
成田安食バイパスは北総台地の高台を走っている。
想像通り、成田安食バイパスに至る道は上り坂である。

成田安食バイパスを走る。
龍角寺は北総台地の一画にある。
「千葉県立房総のむら」を過ぎ、右折し、龍角寺に至る。
龍角寺を訪れるのは2009年12月以来だ。
『印旛沼龍伝説ゆかりの地を訪ねて(下)』_a0104495_19215782.jpg
本尊は薬師如来だ。
銅造薬師如来坐像は頭部のみが奈良時代の作で、体部は江戸時代の再鋳である。
関東の地に残る、奈良時代の仏像は稀有であるとのこと。
このフォトは実物ではなく、説明書きに添えられた写真を写したものである。
『印旛沼龍伝説ゆかりの地を訪ねて(下)』_a0104495_19222680.jpg
最早、この寺には本堂や伽藍はない。
3x4の並びで、仁王門跡の礎石が整然と並んでいる。
『印旛沼龍伝説ゆかりの地を訪ねて(下)』_a0104495_1924769.jpg
塔址に向う。
塔址は真ん中に穴の開いた心柱の礎石のみである。
「史跡龍角寺境内ノ塔址」と「史跡龍角寺境内ノ塔址/史跡天然記念物保存法ニ拠リ 昭和八年四月文部大臣」と刻まれた石柱は健在なるも、「塔址」を囲む石柱は倒壊していた。
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境内の燈篭の上部が落ちていた。
『印旛沼龍伝説ゆかりの地を訪ねて(下)』_a0104495_23422370.jpg
境内のあちらこちらに虎マークのロープが張り巡らされ、立入禁止となっていた。
龍角寺も3月11日の巨大地震の被害を被ったようだ。

先に訪れた龍腹寺の門扉が閉ざされていた理由は不明ながら、この龍角寺の様子からして、龍腹寺も3月11日の巨大地震で何らかの損傷を被り、門扉を閉ざし、立入禁止にしていたのかもしれない。

サイクル・コンピュタの走行距離は52kmを示している。
さて、輪行で帰るか、自走で帰るかと思案しつつ、成田安食バイパスを走り、JR成田線安食駅へ向う。
自走で帰れば、本日の走行距離は80km超となる。
久方ぶりに80km超に挑戦してみようと自走に決める。

自宅到着。
よく日に焼けた。
走行距離81.28kmの「印旛沼龍伝説"取材"の旅」であった。

フォト:2011年6月4日

(完)

by kazusanokami | 2011-07-29 23:43 | 伝説


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