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『上総守が行く!』

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2011年 12月 23日

『ドラポタ藩/酒々井"野点"ポタ』 sn-13

愈々、この日のメイン・イベント、"野点"である。
"野点"の品書きは、事前評定で、「鰻の白焼き」と「けんちん汁」については決定済み、あとは、食材をみながら決めようということであった。
鰻の白焼きは昨秋の"野点"品書きを踏襲。
けんちん汁は、今年4月の「古寺巡礼/鎌倉ポタリング」の際、けんちん汁の元祖と云われる、建長寺を訪れたことによるものだ。
けんちん汁の由来を紐解くと諸説ある。
そのうちの建長寺に纏わる由来は、次の通りだ。
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建長寺の開山であった蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が崩れてしまった豆腐を野菜と煮込んで作った汁物に由来する。この汁物が、「建長寺汁」、「建長汁」と呼ばれるようになり、訛って「けんちん汁」になったというものである。
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坂道を下り、酒々井駅前の超級市場"SENDO"に到着。
『ドラポタ藩/酒々井\"野点\"ポタ』 sn-13_a0104495_23253753.jpg
『ドラポタ藩/酒々井\"野点\"ポタ』 sn-13_a0104495_2326227.jpg
左/念入りに施錠中の大給守殿、中程左/貝波殿が愛馬、mc-nrt 号、右/焼きたて富良野メロンパン号。

酒々井の近く、tmst郷を領地となさる貝波守殿が、既に、超級市場"SENDO"を下見済みで、けんちん汁の、パック入り水煮野菜があることは掌握済み。

店内に入る。
先ず、パック入り水煮野菜をゲット。
〆は、矢張り、うどんですねぇと、うどんもゲット。

「昨秋同様、きのこと角切りベーコン炒めを食べとう御座りまするなあ」と、しめじとベーコンのブロックをゲット。

「醤油を買わねば」と、けんちん汁の提案者、大給殿。
「味噌味じゃないんですか」と貝波殿。
「おお、貝波殿も、矢張り、味噌味ですか。事前評定のとき、某は味噌味と申したので御座りまするが、大鍋奉行殿は醤油味と申されたので、そのように、と相成り居りまする」と上総。「では、醤油味から味噌味に変更しませう」と大鍋奉行殿。
「パック入りの味噌だと、残った味噌の処分が面倒に成りまするな」と上総。
「おっ、こちらにペットボトルの、出し入り味噌が御座りまするぞ」と武衛殿。
「おお、これは好都合」。
「お味噌なーら、ハナマルキ。おかあさーんの、ハナマルキの品に御座りまするな」。
味噌ひとつで、ええ歳したおっさん4人、否、武家風(???)の四人、大騒ぎ。
ペットボトル入り味噌をゲット。

「そうそう、けんちん汁には豆腐に御座りまする」と大給殿。
「大鍋奉行殿には申し訳なきことながら、某、豆腐の入った汁ものは、何やら、水臭くて、すかんので御座りまする。代わりに、薄揚げで如何でせうか。ちゃんこ鍋に入った薄揚げは、オイチーので御座るよ」と上総。
けんちん汁は大鍋奉行殿にお任せ致すと言いながら、あれこれと注文をつける上総であった。
薄揚げをゲット。

「焼き鳥は如何でせうか」。
「即、食べるには、宜しゅう御座りまするなあ」。
焼き鳥を数本、ゲット。

「タコぶつが食べとうござりまする」と大給殿。
「タコぶつ?居酒屋やねえ」と上総。
「あっ、ごめん、ごめん。鰻の白焼きとけんちん汁以外は、食材を見ながらやったね」と上総、余計なことを言ってしまったと、慌てて、前言訂正。
タコぶつをゲット。

「"野点"に水道があることは確認ずみなるも、ミネラル・ウォーター2リッター入りを1本、購っておきませう」。
「飲み物は、各自、お好みのものを」。
水系、飲料系もゲット。

「乾きものを少々」と、乾き物好きの上総。
乾き物もゲット。

随分な量の買い物となった。
大給殿と上総の背嚢は"野点"道具で満杯。
貝波殿と武衛殿にて、分け分けで。
貝波殿にはご負担、大なるも、貝波殿の愛馬、mc-nrt 号は、斯様なときに大活躍である。
超級市場"SENDO"を後にして、"野点"場所に向かう。

途中、佐倉の、あの「越後貫(おこぬき)歯科」の名には負けるだろうが、ちょいと、面白い、歯科医院を見つけた。
『ドラポタ藩/酒々井\"野点\"ポタ』 sn-13_a0104495_23275530.jpg
これの何処が面白いかって?
「ひら歯科」、「ヒラシカ」、「ヘラシカ」、あの、大きな、箆のように平たい角を持つ「ヘラジカ(箆鹿)」のようで、ちょいと、面白いのである。
そして、「シカ」なのに、何故か、「カンガルー」の絵が添えられているのが、これまた、ちょいと、面白いのであった。

往路、酒々井駅前まで坂道を下って来た。
"野点"場所まで、再び、坂道を上る。
しんどい。
我ら以上にしんどいのは、貝波守殿である。
何せ、どっさり、食材が愛馬に積まれているのであるから。
心で感謝しながら、坂道を上り、"野点"へ向かう。

フォト:2011年11月23日

(つづく)

by kazusanokami | 2011-12-23 23:53 | 秋の"野点"ポタ2011


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