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『上総守が行く!』

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2012年 10月 15日

『カズ公の秋の股旅日記/尾道の巻』 am-7

「おのみち映画資料館」で、そして、「朱華園」で尾道を愉しんだ。
時計を見ると、午後2時半だ。
千光寺公園からの夕景には、まだまだ、時間がある。
朱華園から少し南に下がり、テラスから尾道水道を眺める。
『カズ公の秋の股旅日記/尾道の巻』 am-7_a0104495_8245293.jpg
『カズ公の秋の股旅日記/尾道の巻』 am-7_a0104495_8252014.jpg
尾道大橋が見える。
海岸通りを大橋まで走ってみることにした。

テラスの北。
黄色い帽子が歩いて来る。
『カズ公の秋の股旅日記/尾道の巻』 am-7_a0104495_912014.jpg
小学生の遠足か、社会見学のようだ。
『カズ公の秋の股旅日記/尾道の巻』 am-7_a0104495_921046.jpg
子供たちにとっても、尾道は興味深い町であろう。

東へ少し走ったところで、狛犬を発見!
狛犬蒐集家としては嬉しいことながら、何故、尾道市役所の前に狛犬があるのか!?
『カズ公の秋の股旅日記/尾道の巻』 am-7_a0104495_925328.jpg
『カズ公の秋の股旅日記/尾道の巻』 am-7_a0104495_915388.jpg
台座に、何やら刻まれている。
『カズ公の秋の股旅日記/尾道の巻』 am-7_a0104495_9161276.jpg
よくは読み取れないが、「由来 尾道ハ玉浦」、「市内土堂海岸」、「昭和十三年七月 職業」、「昭和十七年◇起◇」、「昭和十八年一月吉日 初代」など文字が読み取れる。
「玉浦」は、尾道の雅号である。
その他のことはよく分からないが、昭和の年号からして、然程、昔の狛犬ではないようだ。

帰宅後、調べてみた。
台座に刻まれた全文は判明しなかったが、次のことが分かった。
・「狛犬」 とは呼ばず、 「獅子像」 とされている。
・昭和18年に、当時、新浜にあった尾道国民指導所(現在の職業安定所)正門前に設置されもの。
・昭和42年に職安が栗原西に移転したとき、市が譲り受けて尾道郷土館(現在の市立美術館)正門に移設。
・その後、平成14年に美術館の改修工事に伴い、「古いものに雑巾がけをして街の魅力アップに生かそう」という亀田前市長の発案により、市役所前に移設。
狛犬は寺社に鎮座しているものと思っていたが、然に非ず!なのである。
尾道の戦中、戦後の歴史を眺めて来た狛犬、いや、獅子像なのである。
年初から始めた狛犬コレクションに、またまた、新しいコレクションが加わった。
何れ、綴る「狛犬に関わる考察」の中で、更に詳しく述べてみたい。

フォト:2012年9月28日

(つづく)

by kazusanokami | 2012-10-15 09:23 | 旅、旅、旅/いろいろな旅


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