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『上総守が行く!』

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2012年 10月 16日

『カズ公の秋の股旅日記/尾道の巻』 am-8

尾道市役所前で獅子像を愉しんだ後、海岸通りを更に東へ走る。

割烹旅館「竹村家」。
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門、塀も含め、建物全てが登録有形文化財だそうだ。
小津安二郎監督作品「東京物語」の尾道ロケ地として使われたそうだ。

「竹村家」の脇から尾道水道を垣間見る。
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割烹旅館「魚新」。
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提灯の図柄がなかなか可愛らしい。
図柄は、オコゼかもしれない。
次回の宴はここで如何だろうか。
そのときに、提灯の図柄のことを尋ねてみたい。
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第5話で、映画「裸の島」について、少し、触れた。
その中で、「映画の中では、幾つもの印象深いシーンがある。その中のひとつとして、或るとき、子供が島で鯛を釣り上げ、その鯛を売りさばこうと家族四人で尾道に出掛け、町を歩き回るシーンがある。当時、尾道で撮影されたなら、現在の尾道の町並みからは想像できない、全く異なった風景である。唯、おのみち映画資料館のあと、町を散策した際、この映画のシーンと重なるものに遭遇した。それは、第8話あたりで綴ることとしたい」と記した。
親子四人が大きな鯛をぶら提げて、尾道の町を歩き回る。
魚屋は勿論のこと、料亭にも。
その料亭が、竹村家や魚信であったかもしれないし、そうでなかったかもしれない。
今回、尾道の町巡りの中で遭遇した、この二軒の割烹旅館が、ふと、映画「裸の島」のワン・シーンと重なるのであった。

海岸通りを更に東へ走る。
尾道漁協前を通り過ぎると、大好きな舟溜まり、尾道の漁港だ。
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船首部に特徴のある漁船が繋留されている。
この船型は、かなりの高速で走る漁船と思われる。
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漁港の向かいに、Hitachi Zosen の文字が見える。
今や、ここに造船部門はなく、造船部門は別会社と合併し、造船部門を持っていない会社が存続し、日立造船の名を継いでいる。
造船業界の話をすると止め処がなくなるので、ここでは、日本の造船業は幾多の変遷を辿って来ているということだけ、綴っておこう。
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海岸通り、東端。
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海岸通りの東端を走り抜けると、浄土寺下、国道2号線と交わる。
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海、道路、鉄道、寺、何処か、鎌倉の寺と江ノ電が作り出す風景に似ている。

国道2号線とJR貨物、そして、「福山18km」の標識。
jitensha で容易に走れる距離だ。
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新尾道大橋(写真、右手)と尾道大橋(写真、左手)をくぐる。
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大橋の下から尾道水道の東を眺める。
この向こうは、松永湾。
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国道2号線は、橋より西は歩道があるが、東は歩道がない。
先ほど、「福山まで18km」は jitensha で容易に走れる距離だと言ったが、道幅が狭く、走り難いような感じだ。

大橋の下から、尾道水道の西を眺める。
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尾道水道を地図で見ると、尾の道駅前のフェリー乗り場の辺りとこの大橋が架かっている辺りが最も狭隘となっているようだ。

再び、西に向けて走り、尾道市街地に向う。
「向島方面1.6km 自転車は...」。
『カズ公の秋の股旅日記/尾道の巻』 am-8_a0104495_1022427.jpg
承知済みのことだが、それを標識で見たのは今回が初めてだ。


フォト:2012年9月28日

(つづく)

by kazusanokami | 2012-10-16 00:38 | 旅、旅、旅/いろいろな旅


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