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『上総守が行く!』

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2012年 11月 07日

『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22

土生港に到着。
港近くの中華料理店で昼餉を摂る。

余談ながら、この土生港を訪れる度にいつも思うことがある。
それは、因島の「土生」も伊豆大島の「波浮」もその読みは「はぶ」であること。
で、これを機会に調べてみた。
先ず、「土生」について。
日本各地に「土生」という地名がある。
多くは「はぶ」と読むが、熊本県と宮崎県では「つちはえ」と読む地もある。
調べながら分かったことだが、「埴生」という地名もある。
京都府や山口県、愛媛県の「埴生」は「はぶ」と読むが、大阪府の「埴生」は「はにう」と読む。
「埴生」の「埴」が「垣」に変じた「垣生」という地名もあるようだ。
「埴生」は肥沃な土地という意味だそうだ。
で、伊豆大島の「波浮」の由来はというと、これが釈然としないのである。
火山活動から生まれた湾なので、「波に浮くが如く」というようなことかもしれない。
「はぶ」を文字変換すると、前述の「土生」、「埴生」、「波浮」の外、「波布」や「羽生」もある。
地名、そして、人名の「はぶ」について、いずれ、ゆっくりと調べてみたい。

昼餉を終え、外に出る。
雨脚はかなり強くなっている。
昨年も今年も初日は雨天だが、その違いは、今年は台風襲来に伴う雨ということだ。
渡船乗り場に向う。
尾道/土生港間と同様に、今年は土生港/弓削島間の写真も殆ど撮っていないので、昨年の写真を交えながら綴ってみたい。

土生港を出港。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_2003452.jpg
昨年は殆ど居室には入らず、車両甲板から内海の風景を眺めたり、船上の様子を撮ったりであった。
昨年の「今日のjitensha」と船内、船外風景。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_2021959.jpg
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_2054548.jpg
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_2062852.jpg
今年の風景。
居室から「写真、撮ったろか」、「撮って、撮って」。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_2082855.jpg
噴耐衛門殿の演技はなかなかのものである。
こいつを起用して、植田正治風の、いい意味での「やらせ写真」を撮るのもよいかも...。

弓削港桟橋に着桟(2011年アーカイブより)。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_2013498.jpg
弓削港休憩所で一服(2011年アーカイブより)。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_20542979.jpg
軍師殿から豊島の宿舎にケータイ糸電話。
「今、弓削港に到着しました。渡船の手配時間は3時半ですが、早めること出来れば、今から渡船乗り場に向かいます」。
「渡船は既に乗り場に到着しています。自転車は豊島では乗るところがありませんから、弓削島の駐輪場に置いておけばよいでしょう」。

教えられた、渡船乗り場まで走る。
渡船乗り場は、昨年、カメラに収めた船溜まりであった(2011年アーカイブより)。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_20313149.jpg
船長さんが渡船乗り場の道路沿いで待っていてくれた。
「自転車はそこの駐輪所に」。
昨年、カメラに収めた「Dial 118」の看板のあるところを指差していた(2011年アーカイブより)。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_20214250.jpg
「役場の隣りの駐輪場やなあ」。
「愛馬はいつも自分のそばに置いとくもんやしなあ」。
「島は安全やとは思うけど、何かあったら、気ぃ、悪いしなあ」。
「船長さんは豊島では乗るところがないから置いていけということであって、船に積みたくないということではないはずやし、やっぱり、持っていこ」。
jitnsha を押して、渡船乗り場に向う。
「あれが我らのチャーター船や!」。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_2039611.jpg
弓削島から豊島までは定期連絡船はなく、チャーター船である。
後で分かったことで、後に詳しく述べるが、所謂、「海上タクシー」である。
チャーター船は、ハリポタ史上、初の企画である。
軍師六々守殿の企画力は大したものである。

さて、ここで少し時計を戻して、因島/土生港でのことを。
播磨守殿は、翌日、所用ありとのことで、昼餉のあと、土生港発福山行きのバスを利用し、帰館。
昨年も所用ありとのことで、これは、途中からの帰館ではなく、途中からの参加で、尾道から弓削島までは渡船を利用し、弓削島で合流したのであった。
弓削島での合流の図(2011年あーカーブより)。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_22365794.jpg
播磨殿は豊島での宴に参加叶わぬことにて、昨年、参加が叶った、弓削島インランド・シー・リゾート・フェスパの宴の図で楽しんで戴こう(2011年アーカイブより)。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-22_a0104495_5163550.jpg


さあ、これから、「しまなみ海道」未踏の地、豊島へ向うのだ。
弓削島から豊島までの渡船の旅、そして、豊島での魚、魚、魚三昧が楽しみ、楽しみ。
そして、台風襲来が如何なることになるのか、これも楽しみ、楽しみ(不安を掻き消すための、空元気です)。


フォト:2011年10月15日、2012年9月29日

(つづく)

by kazusanokami | 2012-11-07 20:58 | 旅、旅、旅/いろいろな旅


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