人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『上総守が行く!』

kazusanokm.exblog.jp
ブログトップ
2013年 02月 09日

『几号水準点探索ポタリング、日比谷公園、烏帽子岩』 ks-8

愛宕神社から日比谷公園に至る。
日比谷公園には几号水準点が二ヶ所ある。
一ヶ所は「烏帽子岩」、もう一ヶ所は「亀石」に刻まれている。

先ず、烏帽子岩へ。
"指南書"には「日比谷公会堂脇の烏帽子岩」と書かれている。
大給殿携行の電脳網資料では「日比谷公園内幸町裏の目立つ石の上面にあり」と書かれている。
烏帽子岩は日比谷通り沿いの幸門入口の脇に鎮座していた。
『几号水準点探索ポタリング、日比谷公園、烏帽子岩』 ks-8_a0104495_0172079.jpg
幾度も日比谷公園を訪れているが、いつも公会堂や公園の方に目が行ってしまい、烏帽子岩の存在は知らなかった。
『几号水準点探索ポタリング、日比谷公園、烏帽子岩』 ks-8_a0104495_0175412.jpg
『几号水準点探索ポタリング、日比谷公園、烏帽子岩』 ks-8_a0104495_0182441.jpg
成程、烏帽子岩はそういう歴史があったのか。
もし、烏帽子岩が市ヶ谷御門からこの地に移されていなかったら、几号水準点は何処に刻まれていたのだろうか。
そんなことを想像するのも楽しいことだ。
(註:このように綴ったが、ナビゲーター大給守殿より、市ヶ谷御門の時代に刻印され、その後、日比谷公園に移されたとのアドバイスあり、本文の記述は筆者の勘違いでありました。誤解もまた楽しからずや)

几号水準点を探す。
これまでに見た几号水準点は地面すれすれのところに刻まれていた。
とすると、烏帽子岩に刻まれた几号水準点もそうであろう。
ちょいと失礼して、烏帽子岩の前の植え込みの中へ踏み込ませて貰う。
植え込みの葉を踏まないよう、葉と葉の隙間の土に足を置きながら。
岩と植え込みの境目を調べる。
あった!
『几号水準点探索ポタリング、日比谷公園、烏帽子岩』 ks-8_a0104495_0192958.jpg
「鉛筆で擦って、Rubbing Sheet を作ってみたいですね。A4サイズのメモ用紙があるので、紙はそれで。鉛筆は持っておらず」と上総。
「指で擦っても形は採れるはず。擦ってみましょう」と南国殿。
「それは名案」と上総。
南国殿が指で擦る。
几号水準点の姿が現れた。
『几号水準点探索ポタリング、日比谷公園、烏帽子岩』 ks-8_a0104495_0195562.jpg
「はい、鉛筆です」と後方から大給殿。
上総、鉛筆で軽く擦る。
「几号水準点は、岩の表面を平らに削ってから彫っていますが、岩のざらざらが勝ってますね」。
几号水準点と岩の凹凸を楽しみながら、更に鉛筆で軽く擦る。
几号水準点を彫った石工と会話をしているような感じであった。
『几号水準点探索ポタリング、日比谷公園、烏帽子岩』 ks-8_a0104495_0345273.jpg
「大給殿、鉛筆をお返しします。ところで、この鉛筆は?」。
「隣りの交番で借りて来ました」。
「流石、大給殿」。
「鉛筆を返してきましょう」。

烏帽子岩の全景を眺める。
几号水準点は烏帽子岩の下端、中央に刻まれている。
『几号水準点探索ポタリング、日比谷公園、烏帽子岩』 ks-8_a0104495_036335.jpg
交番のおまわりさんが現れた。
几号水準点のことはご存知なかった。
暫し、几号水準点の歴史談義を。

"指南書"と電脳網資料、ナビゲーター大給殿の活躍、そして、2個x5人=10個の目を駆使しての探索で、次々と几号水準点を"発見"することが出来ており、日比谷公会堂の上空に広がる、明るい、冬の青空のような気分である。
『几号水準点探索ポタリング、日比谷公園、烏帽子岩』 ks-8_a0104495_0373142.jpg


日比谷公園内の次の立ち寄り先、「亀石」のある心字池に向う。

フォト:2013年1月26日
フォト6:大給守殿提供

(つづく)

by kazusanokami | 2013-02-09 07:38 | 几号水準点探索


<< 『几号水準点探索ポタリング/日...      『几号水準点探索ポタリング/愛... >>