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『上総守が行く!』

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2013年 02月 12日

『几号水準点探索ポタリング/竹橋(1)』 ks-14

大手門から竹橋に至る。
大給殿携行の電脳網資料によれば、几号水準点は「竹橋たもと国立近代美術館の向かい側の石垣、石垣の向って右側下部にあり」とある。
竹橋界隈は、退職するまで『上総の昼餉散歩』でよく歩いたところだ。
竹橋交差点で、内堀通りは緩やかなカーブを描きながら北へ向う。
内堀通りから離れ、竹橋を渡ると紀伊国坂となる。
坂の左手に平川濠、右手に国立近代美術館、国立公文書館がある。
この日の竹橋は、欄干沿いに柵と塀が設けられ、改修工事中であった。
『几号水準点探索ポタリング/竹橋(1)』 ks-14_a0104495_8303434.jpg
ナビゲーター大給殿は信号を渡り、紀伊国坂の右手、国立近代美術館の方へ。
「あれーっ?そっち側かなあ?平川濠側じゃないの?竹橋を渡り切った左側の石垣のはずだけどなあ」と思うも、大給殿は信号を渡り切り、小生も含め、残りのメンバーは信号待ち。

先に到着していた大給殿曰く、「この石垣だと思うんですけど、几号水準点は見当たりませんね」。
『几号水準点探索ポタリング/竹橋(1)』 ks-14_a0104495_839211.jpg
「資料では、国立近代美術館の向かい側とあるので、道を挟んで向こう側という意味じゃないのかなあ。国立近代美術館側だったら、国立近代美術館脇の石垣と書くんじゃないかなあ」と向かい側を眺めながら上総。
『几号水準点探索ポタリング/竹橋(1)』 ks-14_a0104495_8453080.jpg
上総、更に続けて、「向かい側の石垣のある辺りは工事用の金網で囲まれていますね。先ずは、こちら側の石垣を今一度、調べてみませう」。

普段、何気なく眺めている石垣も、じっくり見ると、石垣を築く際に刻まれたと思われる文字や記号、そして、石の紋様など、いろんなものがあることに気付く。
『几号水準点探索ポタリング/竹橋(1)』 ks-14_a0104495_8531345.jpg
『几号水準点探索ポタリング/竹橋(1)』 ks-14_a0104495_8534367.jpg
『几号水準点探索ポタリング/竹橋(1)』 ks-14_a0104495_854942.jpg
『几号水準点探索ポタリング/竹橋(1)』 ks-14_a0104495_8543191.jpg
『几号水準点探索ポタリング/竹橋(1)』 ks-14_a0104495_8545717.jpg
記号と思しきものは、幕府から石垣造営を命ぜられた大名たちの家紋、或いは、石工の判別記号なのかもしれない。
文字や記号は見つかったが、肝心の几号水準点の「不」は見当たらない。
ナビゲーター大給殿、「やっぱり、向かい側の石垣でしょうかね。向かい側は工事用の金網で囲まれていますが、ちょっと、様子を見て来ます」と先発。
これまでは順調に「不」の記号は見つかって来た。
これまでは順調過ぎたのかもしれない。
竹橋では、まさに《探索》の様相を呈して来た。

フォト:2013年1月26日

(つづく)

by kazusanokami | 2013-02-12 09:04 | 几号水準点探索


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