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『上総守が行く!』

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2013年 02月 19日

『続・几号水準点探索ポタリング/市谷見附東』 zks-6

市谷亀ヶ岡八幡宮から市谷橋を渡り、千代田区に入る。
次に探索すべき几号水準点は、電脳網資料によれば「千代田区 市ヶ谷見附 JR市ヶ谷駅と飯田橋駅中間の橋のたもとのトイレ入り口前歩道埋め込み」とある。
市ヶ谷橋を渡り左折する。
「一般道ではなく、桜並木の遊歩道を走りませう」と大給殿。
一般道は走ったことがあるが、一般道脇のお濠側に設けられた遊歩道を走るのは初めてである。
遊歩道は、眼下に、中央線と総武線、そして、市ヶ谷濠、新見附濠、牛込濠を眺めながらの誠に結構な散策路である。
『続・几号水準点探索ポタリング/市谷見附東』 zks-6_a0104495_17271458.jpg
『続・几号水準点探索ポタリング/市谷見附東』 zks-6_a0104495_17273476.jpg
「ここは、桜の頃になると、大勢の人出となります」と大給殿。
「"野点"も出来そうですね」と上総。
ドラポタ藩ではアウトドア・クッキングを"野点"と称しているのである。

JR市ヶ谷駅と飯田橋駅の中間あたりで、お濠に架かる橋に差し掛かる。
「新見附橋」である。
電脳網資料によれば、橋のたもとにトイレがあるはずだが、トイレは見当たらない。
更に先に進む。
遊歩道が終わり、一般道に出る。
歩道の左手にトイレがある、その向こうに石垣が見える。
『続・几号水準点探索ポタリング/市谷見附東』 zks-6_a0104495_17344769.jpg
立派な石垣である。
『続・几号水準点探索ポタリング/市谷見附東』 zks-6_a0104495_17421287.jpg
石垣を左へ廻りこむと橋がある。
牛込橋である。
そのたもとは、JR飯田橋駅である。
ということは、ここは牛込見附(牛込御門)跡である。
目的の几号水準点の在り場所は通り過ぎていることになる。
「さっきの、新見附橋のたもとあたりだったようですね」。
「ちょっと、交番で聞いてみましょう」。
おまわりさんは交番手持ちの地図を出して来て、見てくれた。
やはり、新見附橋のたもとにトイレがある。
「もう一度、新見附橋まで戻りましょう」。
「その前に牛込御門の石垣もしっかりと見ておきましょう」。

牛込橋から石垣を眺める。
『続・几号水準点探索ポタリング/市谷見附東』 zks-6_a0104495_17441417.jpg
やはり、立派な石垣である。
"指南書"によれば、几号水準点が刻まれた日比谷公園の亀石は「牛込見附門にあったものである」と記されている。
日比谷公園が造園された時期から見て、几号水準点はこの牛込見附(牛込御門)の石垣の時代に刻まれたものであると想像される。

再び、遊歩道を走り、新見附橋のたもとに戻る。
『続・几号水準点探索ポタリング/市谷見附東』 zks-6_a0104495_17521861.jpg
トイレを探すが、ない。
橋のたもとの地図を見る。
『続・几号水準点探索ポタリング/市谷見附東』 zks-6_a0104495_17492759.jpg
交番の地図と同様に、この地図にもトイレの表示がある。
今一度、その辺りを眺める。
『続・几号水準点探索ポタリング/市谷見附東』 zks-6_a0104495_17532220.jpg
トイレがあったと思しき場所とその周辺も探る。
しかし、ない。
時期は分からないが、トイレが撤去されていることは明らかだ。
几号水準点があると思しき「トイレ入り口前歩道埋め込み」も見当たらず、歩道整備の際に撤去されたのかもしれない。
探しきれないのは残念であるが、後行程のこともあるので、潔く(???)諦める。
外苑西通り/大京町路傍に続き、この日、二度目の未発見と相成ってしまった。

新見附橋を渡り、外堀通りを走り、次の立ち寄り先、神楽坂/善国寺へと向う。

フォト:2013年2月10日

(つづく)

=補遺=
4月8日、再び、市谷見附東を訪問。
詳しくは、4月12日付「続続続続々・几号水準点探索ポタ/落穂拾いの巻」第3話をご参照願いたい。 

by kazusanokami | 2013-02-19 20:29 | 几号水準点探索


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