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『上総守が行く!』

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2013年 04月 05日

「続続続々・几号水準点探索ポタ/北千住から赤羽北へ」 zzzz-7

北千住/氷川神社から、荒川CRを走り、次の立ち寄り先、赤羽北/諏訪神社へと向う。
荒川CRを走るのは、昨年6月の「千住界隈&都電の旅」以来のことである。

荒川CRに入り、暫らく走ったとき、「忘れ物、忘れ物、背嚢、忘れちゃいました。さっきの氷川神社の石柱台座に」と南国殿。
「忘れ物防止対策はお互いの気遣いで、と思い居るも、気付かず申し訳なし」と上総。
南国殿、急ぎ、氷川神社へ。
その間、大給殿と上総は上総は荒川CRで待つ。
上総が大給殿に、西国ハリポタ藩諸氏の数々の忘れ物事件と、その反省において、今は互助の精神で互いに注意をするということとなっているなど語りながら。
小一時間後、無事、背嚢をピックアップ出来た南国殿が戻り、再び、荒川CRを走り始める。

対岸に、埼玉のマンハッタン、川口が見え始めた。
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南国殿の背には、しっかりと背嚢が担がれている。

旧岩淵水門(赤水門)が見えて来た。
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「ちょっと、岩淵水門の公園に立ち寄りませう」と上総。
旧岩淵水門(赤水門)を渡り、中之島水門公園から、埼玉のマンハッタン、川口の風景を眺めるのは、2008年の春、秋ケ瀬公園から河口付近まで荒川CRを走って以来、5年振りのことであった。

中之島水門公園/青野正作のオブジェ『月を射る』。
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土手の上のサイクリングロードに戻り、旧岩淵水門(赤水門)を眺める。
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岩淵水門(いわぶちすいもん)とは。
東京都北区志茂において現在の荒川と隅田川とを仕切る水門。
かつて「荒川放水路」と呼ばれた人工河川を現在は荒川と呼び、かつての荒川を「隅田川」と呼ぶ。
この水門は、これらの分岐点にある。
1924年(大正13年)竣工の旧水門(赤水門)(運用終了)と1982年(昭和57年)竣工の新水門(青水門)(運用中)の2つが存在する。
旧水門は、新水門完成に伴って、その役割を終え、取り壊されることになったが、地元の人などから惜しまれ、保存されることになった。
のちに、土木建築物としての価値が高いと再評価され、1995年(平成7年)には産業考古学会によって推薦産業遺産に、1999年(平成11年)には東京都選定歴史的建造物に指定された。
(筆者注:新水門(青水門)は写真に写っていないが、旧水門(赤水門)の少し下流に設けられている)

荒川右岸CRを暫らく走ると、工事中の立て札。
荒川土手沿いの一般道を走る。
東北本線の高架をくぐる。
東北・上越・長野新幹線+埼京線の高架をくぐる。
そこから南下すれば、赤羽北の諏訪神社というのが地図上での理解。
ところが、広域地図を参照していたので、「南下すれば直ぐ」の目論見は外れた。
クロネコヤマトのおにいさんに道を尋ねる。
東北・上越・長野新幹線+埼京線の高架沿いを行くと、埼京線北赤羽駅があると。
道は異なるが、元、来た方角へ逆戻り。
浮間舟渡駅を経て、北赤羽駅に至る。
そこから高架を離れて、少し、南へ下り、漸く、赤羽北/諏訪神社に到着した。
岩淵水門から南西に走っていれば、2kmくらいで諏訪神社だったのに、随分と遠回りしたものだ。
しかし、荒川土手の大補強工事の様子を見たり、浮間舟渡な小粋な名の土地を走ることが出来た。
道を間違うと、徒歩の場合は大変だが、jitensha の場合は、それもまた楽し、である。
反省すべきは、広域地図ではおおよそのルート確認に留め、必ず、拡大図で詳細を確認することであった。

岩淵水門を出発したのが午後3時50分、彼是、小一時間後の午後4時35分、漸く、赤羽北/諏訪神社に到着!
五回を重ねた几号水準点探索ポタ、最後の「不」の刻印、探索の場所である。
「続続続々・几号水準点探索ポタ/北千住から赤羽北へ」 zzzz-7_a0104495_10284223.jpg
電脳網資料では、ここ、諏訪神社の几号水準点は「その他の几号ほか」のカテゴリーでリストされており、午前の上野公園/摺鉢山仮水準点と同様に、番外の水準点である。
電脳網資料では「板橋区 諏訪神社内独立標石/神社境内」としか記されておらず、境内の何処にあるのか、具体的には分からない記述となっている。
さあ、最後の探索の開始だ!

フォト:2013年3月16日

(つづく)

by kazusanokami | 2013-04-05 10:47 | 几号水準点探索


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