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『上総守が行く!』

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2013年 10月 02日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21

「究極の下りま専科」。
随分と下って来た。
遠く、眼下に、三本滝の広場と思しきところが見えるほどに。
『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21 _a0104495_11234081.jpg
更に下り、三本滝の広場がしっかりと認識できるところまで下って来た。
『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21 _a0104495_1124350.jpg
三本滝ゲートを抜け、レストハウスの前で休憩。
レストハウス脇の紅葉がきれいだ。
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レストハウス脇の道を行くと三本滝だ。
レストハウスの壁にこんな注意書きが。
『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21 _a0104495_11244427.jpg
三本滝まで行ってみたいが、時間的なことがあるので、それは無理だ。
時間のないこともあるが、この「熊出没にご注意ください/松本市安曇野支所」の注意書きで完全に行く気を失くした。
なお、怖がりなのである。
とは言え、どんな滝なのは見てみたい気持ちはありあり。
レストハウスの外壁に貼られた写真を眺める。
光ってよくは見えないが、どのような滝かは朧気に分かる。
『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21 _a0104495_11251731.jpg
もう少しはっきりと分かるように、某サイトから借用したのが次の写真である。
『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21 _a0104495_11255245.jpg
その某サイトには、次の通り説明が添えられている。
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三本滝(さんぼんだき)は、長野県松本市安曇地区にある滝。
小大野川、黒い沢、無名沢の3本の河川の合流地点の直近にあるため、「三本滝」という名称通り、3本の滝が横に並んでいる。
日本の滝百選のひとつ。
長野県指定名勝。
乗鞍岳の麓、乗鞍高原の最上部に位置し、善五郎の滝、番所大滝と共に「乗鞍三滝」と称される。
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三本滝ゲートを過ぎると、これまでの山岳道路とは趣を異にして、道幅が広く、緩やかな勾配の坂道となる。
標高1700m。
『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21 _a0104495_11301879.jpg
標高1600m。
『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21 _a0104495_11303298.jpg
畳平を出発してから、標高や距離の標識は一切、なかった。
唯一あったのは、位ヶ原山荘に「標高2350m」の掲示があったのみだ。
出来るものなら、そうした標識を設けて欲しいものだ。
自分が、今、どの辺りにいるのかを知ることは大事なことなので...。

青空に白雲。
こういう空はいつも眺めている晴れた空ながら、眼下に雲海を眺め、そして、雲海の中を走り抜けて来た今、下から見れば雲海はこ普通の雲に見えるのだとということを改めて実感。
『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21 _a0104495_1130476.jpg
欄干に雷鳥。
嬉しい図柄だ。
『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21 _a0104495_1131781.jpg
雲の彼方に、我らが走り抜けた「天空ポタ/究極の下りま専科」の、数々の趣きを持った坂道が見える。
心眼で...。

10時35分、宿に安着。
「南国守殿、お疲れさん!」、「上総守殿、お疲れさん!」。
玄関脇の長椅子の上に乗鞍本宮中之社で頂戴した御守りを置き、事故もなく、無事、本懐を遂げることが出来たことへの感謝の意を表する。
『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(10)> tp-21 _a0104495_19275821.jpg

=備忘録=
標高差:約1250m(畳平2702m※県境2716m/宿、乗鞍高原観光センター付近1453m)
最高斜度:不明。
※斜度計をゼロ点に合わせることを失念。
※「全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 2013」のHPに拠れば、「平均斜度7%」。
所要時間:1時間55分
走行距離:約21km
平均時速:約20km
最高速度:南国守45km、上総43km
休憩:13回
休憩時間:約55分(平均約4分/回、最長15分@三本滝レストハウス前を含む)
※休憩=フォト・タイム=リム熱クーリング・タイム
すれ違い対向車:バス、タクシー各1台、関係者の車2台+ヒルクライマーさん10名。
追い抜かれ車:バス2台。
手指の状態:
大給守殿は、前々日の夕餉の宴で酒を注ぐ際、ブレーキ多用の影響による手の震えが少々あり(南国守殿目撃談)。
南国守殿と上総は、この後の昼餉でそうした事象は現れず。
ブレーキ多用は同様ながら、天候の違いで、ブレーキの使用回数と強さが異なることや休憩回数の違いによる手指のクーリングダウンの差もあるためと思われる。

宿に預けていた荷物を貰い受け、背嚢に納め、出発の身支度、完了。
観光センター発新島々行きのバスは12時11分発だ。
まだ、十分に時間はある。
と、思ったとき、ケータイ電話が鳴る。
御典医殿からだ。
「ひとつ早い便で下りて来て、今、観光センターやねん。六々さんは、予定通り、11時5分、畳平発のバスで下りて来るけどね」。
「ほんなら、今から宿を出て、観光センターへ行きます。観光センターの食堂で昼ご飯、食べましょ」。
二泊三日の温泉三昧を堪能した宿を発ち、乗鞍高原観光センター前バスターミナルに向う。

こうして、1日半の高度順化と温泉三昧ののち、念願の「究極の下りま専科」を無事、果たすことが叶ったのであった。

昨夏、ハリポタ藩六々守殿が編み出した「越知川名水街道/下りま専科」をヒントに、今冬の評定で「乗鞍岳/究極の下りま専科」を編み出したドラポタ藩大給守殿に大いに感謝する次第である。

なお、「究極」とは日本国内で輪行可能な最高標高地点から自走で走り下ることに対する修飾語であるが、それに加え、大給守殿は濃霧の中を走り下っており、これは「究極の究極」であったことをここに申し添えておきたい。

フォト:2013年9月9日

(つづく)

by kazusanokami | 2013-10-02 23:58 | 天空ポタ/究極の下りま専科


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