2013年 11月 10日
鬼怒川CR。 水海道から輪行することとし、美妻橋の西詰めから下流に向け、走る。 「坂野家住宅」で聞いたところによれば、水海道駅まで8kmくらいとのことであった。 鬼怒川CRは、自転車専用道であったり、途中で途切れ、一般道を走ったりという道である。 鬼怒川から離れたり、田畑を眺めながらであったり、住宅街や工場地帯を抜けたりもある。 水海道大橋(有料道路)は、西詰からかなり離れたところを通過しながら左手に眺めた。 次の橋(帰還後、調べたところ、「豊水橋」であった)に至る。 ここで自転車道が切れており、住宅街を迂回するのか、はたまた、河川敷に下り、橋の下を通過できるのかがよく分からない。 そこへ大型バイクに乗った青年二人が河川敷に下りて行った。 「彼らが戻って来たら、住宅街へ迂回。戻って来なかったら、河川敷から橋の下を通り抜けて向こうへ行ける。暫らく様子をみませう」と南国守殿。 バイク青年たちは戻って来なかった。 河川敷に下り、橋の下を通り抜け、更に自転車道(兼一般道?)を走る。 橋らしきものが見えて来た。 「上総さん、次の橋を渡りませう」。 「あの橋は、どうも、導水橋のよう。もうひとつ、先の橋を渡りませう」。 「水海道駅は、水海道大橋か、さっき、下をくぐった橋を渡らなければならなかったんですね」。 「次の橋を渡れば、多分、水海道駅の隣りの駅に行けるでせう」。 鬼怒川CRのこの辺りの区間は完全に整備されているとは言い難いが、森や竹林を眺めながらの区間もあり、いい感じだ。 そうした風景を、片手ハンドル・片手カメラ・頭三脚で一枚。 美妻橋の辺りで「16km」の表示を見た。 随分、長く走って来たような気がするが、僅か、4kmだ。 知らない道は長く感じるようだ。 橋が見えて来た、 「玉台橋」の表示がある。 これを渡る。 橋の上から鬼怒川を眺める。 水が随分と濁っている。 畔の木々も裾の方が白く汚れている。 数日前に荒れ狂った台風18号の名残りだと思われる。 「直進して、次の交差点を右、ケーズデンキの角を左に行くと、小絹駅」と教えて貰う。 きれいな名だ。 「小絹」は、鬼怒川=絹川の「絹」を由来としているのかもしれない。 電車に手を振る坊やと同じ気分だ。 「反省会はスタート地点の我孫子でやりませう」。 「まだ、時間が早いので、常時、開いている店にしませう。我孫子の洋食屋へ案内しませう」。 「いつの頃からか、ファミレスに対抗してか、格安に。チキンカツ定食290円、カレーライス290円、チキンカツカレー390円なんていうのもあります。余りに安いので、時々、テレビの食べ歩き番組に登場することも」。 飲み物と料理を注文する。 「今日は輪行ですね」とウェイトレスさん。 「輪行という言葉が出るんだから、自転車、やってますね」。 「はい、トライアスロンを」。 「何が得意ですか」。 「バイクです」。 「何に乗ってますか」。 「TREKです」 「TREKはええ自転車です」。 注文を取ったウェイトレスさんはテーブルを離れる。 「人は見掛けによらないものですね」。 「あんな小さい体でトライアスロンとは思いもしませんね。小さな、アイアン・ウーマンですね」。 「次、注文するときも、アイアン・ウーマンさんを呼びましょ」。 午後6時。 反省会も仕上がった。 店を出る。 ブルーモーメントが美しい。 帰還後、「将門の郷」の道や橋をトレースしてみた。 <道路> 県道3号線、国道354線、国道354線バイパス、県道124号線、県道123号線+鬼怒川CR。 <橋> 美妻橋(茨城県道123号土浦坂東線)、水海道大橋(国道354号バイパス、水海道有料道路)、豊水橋(国道354号)、鬼怒川水管橋(水管橋)、玉台橋(茨城県道3号つくば野田線)。 最下流の橋「滝下橋」(茨城県道58号取手豊岡線)は次回の楽しみ。 「将門の郷ポタ」。 念願の「坂野家住宅」を訪ねることが出来た。 予期せぬ「大生郷天満宮」も訪ねることも出来た。 部分的ではあるが、鬼怒川CRの探索も出来た。 新規ルート開拓の面白さを十分に味わえたポタであった。 「坂野家住宅」を教えてくれた、手賀沼で出遭ったあの御仁に感謝だ。 後半のナビを務めてくれた南国守殿にも感謝だ。 フォト:2013年9月21日 (完)
by kazusanokami
| 2013-11-10 03:18
| 将門の郷ポタリング
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