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『上総守が行く!』

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2008年 01月 19日

『江戸川サイクリングロードの旅』 第二部/#3

『海から59.5km』の標識の地点をスタートするや、出発時間が遅かったことや向かい風であることは、早くも、頭の中から素っ飛び、毎々の如く、 “鼻歌、鼻歌”で走りながらのフォト三昧。

途中、“NPO法人 関宿滑空場”と表示された看板がありました。
河川敷の滑空場には、数機のグライダーと搬送用の車(専門用語は不詳ながら、乗用車で引っ張る牽引型のキャンピング・カーを細長くしたようなもの)がありました。

Jitenshaを止め、土手を下り、しばし、“ヒコーキ野郎”さんと会話。
彼からグライダーに纏わる話をいろいろと伺いました。
“雑学”好きな私としては、興味深い話でしたので、ここに列挙します。
「江戸川と利根川の河川敷に多くの滑空場があります。言わば、江戸川と利根川は“グライダー銀座”です」。
「グライダーと飛行機の定義は異なります。グライダーは翼が長く、飛行機は、セスナで分かる通り、翼が短いのです。グライダーの搭乗者は一人じゃ駄目で、必ず二人」。
「エンジン付きのグライダーもあります。あそこに見えるグライダーはフォルクスワーゲンの1,200㏄の自動車用エンジンを搭載しています。グライダーの総重量は850kg。伊豆大島や仙台あたりまで飛べます」。
「グライダーの季節は冬。冬場は上昇気流があるからです」。
「今日は向かい風。それも左手からの横風まじり。横風は、ジェット機であれ、グライダーであれ、好ましくない風です」。

「グライダーもjitenshaも風という点で共通ですね。楽しい話を有難うございました」と伝え、“ヒコーキ野郎”さんと別れました。

1960年代、『素晴らしきヒコーキ野郎』という映画がありました。
詳しいストーリーは忘れましたが、ライト兄弟の初飛行成功の数年後に開催された、ロンドン/パリ間の飛行機横断レースを描いたドタバタ喜劇だったと記憶します。
今は亡き、石原裕次郎さんも顔を出していました。
折角、今回のポタリングでヒコーキ野郎さんと会話したことでもあり、もう一度、見てみたいと思っています。

播磨歩駄輪具倶楽部で、『素晴らしきjitensha野郎』なる映画が出来るかもしれません。
少なくとも、粗々の脚本でもよいから、書いてみたいものです。

土手の上に戻り、また、暫く、エンジン付きグライダーが飛び立つところや、エンジンなしのグライダーが、小型飛行機に牽引されながら、飛び立つところなどに見惚れました。
勿論、駐機しているグライダーやトレーラー、グライダーの飛び立つ姿などをカメラに収めたことは申すまでもありません。

楽しいことながら、関宿滑空場で随分、時間を費やしてしまいました。
先を急がねばと、再び、土手のサイクリングロードを走り始めました。

(つづく)

by kazusanokami | 2008-01-19 22:08 | jitensha


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