「第三の男」(英・米、1949年)。
「第一の男」は、BD-1ホワイトの御仁(写真右端の自転車のみですが...)。
「第二の男」は、見知らぬ赤ジャージーの御仁。
そして、「第三の男」は、板観さん描く、正真正銘の「第三の男」!
私の育ったaks市には、国道沿いに西から、「aks松竹」、「aks銀座(東宝系)」、「aks東映」、洋画専門の二番館「白鳥座」、角を曲がって「aks平和」(大映系)、少し離れて「本町日活」、更に、aks川の河口近くに邦画の三番館「明劇」と、大手五社+アルファの映画館がありました。
お袋と兄妹、私の四人は子供向け映画、親父は別の映画館で観るということもありました。
我々の映画が先に終わって、親父のいる映画館、洋画専門の「白鳥座」に行くと、切符のもぎり嬢が「中に入っても良いですよ」と言ってくれました。
中に入ると丁度、親父が観ている映画のラスト・シーンあたり。
お袋と兄妹、私の四人で観た映画が何だったかは全く記憶にありませんが、親父が観ていた映画は、この「第三の男」であったことを鮮明に覚えています。
親父は映画好きで、結構、子供連れで映画に行く人でしたが、この映画はひとりでじっくり観たかったのでしょう。
(つづく)