「上総殿、そろそろ昼餉を」。
「然様ですな。あちらに"城山公園"との標識。弁当を購い、公園で食しまするか」。
「そこの御女中、ちと、ものをお尋ね致すが、この辺りに弁当屋かコンビニは御座りませぬか」。
「弁当屋もコンビニも御座りませぬが、お弁当なら、駅のkioskか駅前の食堂に」。
「忝い」。
再び、商店街を通り、駅前の食堂で幕の内弁当を購い、城山公園へ。
上り坂がきつかった!
ほぼ、頂上近くで「城への近道」の標識に誘惑され、そこで駐輪し、階段を上がり、ズルを(但し、ズルをしたのは上総のみです)。
城を眺めながら、幕の内弁当を頂戴しましt。
川之江城。
南北朝時代(1337年/延元2年)、土肥義昌が、元々、仏堂のあった山に築城したことにより、「仏殿城」と称された城。
南北朝時代以降、幾多の戦乱に巻き込まれたが、豊臣秀吉の四国平定の後、廃城。
城の一部は松山城の築城に使われたとも言われている。
以来、築城されることはなかったが、旧・川之江市制30周年記念事業として、1986年に復元された。
北の眺め、燧灘。
西の眺め、製紙工場。
南の眺め、四国山脈。
東の眺め、遠く、荘内半島。
(つづく)