カテゴリ:心象風景( 16 )


2013年 06月 22日

『心象風景/雨、晴れて』

「雨晴れてターナーの空現れる」。
これは、ロンドン日本人学校の小学6年生の少女が詠んだ句だ。
20数年前のことである。
彼の地に住まいし頃、日本人向けミニコミ誌に掲載されていたこの句を前にして、駐在員の間で「ターナーの絵って見たこと、ありますか?」、「名前は知っているけど、絵は見たことがないね」、「ターナーのコレクションで有名な美術館はテイト・ギャラリーだそうです」との会話があった。
早速、テイト・ギャラリーへ足を運んだ。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(Joseph Mallord William Turner)、イギリスのラファエル前派の画家。
小学6年生の少女がターナーのどんな絵をイメージして句を詠んだのかは分からなかった。
しかし、子供にしてその感性は素晴らしいものだと、絵を鑑賞しながら思った。
余談ながら、テイト・ギャリーで見た絵の中で印象深かったのは、ジョン・エヴァレット・ミレー(John Everett Millais)の「オフェーリア」であった。
この絵のことについても触れたいが、本論から外れてしまうので、ぐっと我慢して次へ。

ターナーといえば、先日の日経新聞文化欄に東京芸術大学美術館で開催されている「夏目漱石の美術世界」に関する紹介記事が掲載されていた。
そこに「『坊ちゃん』、『倫敦塔』、『夢十夜』など初期作品に因む西洋絵画の名作が並ぶ。赤シャツが語るターナーの松とは、これなのか。(略)」との記述があった。
「坊ちゃん」を読んだのは、50年以上も前のことだ。
赤シャツがターナーを語っているとのことだが、これは記憶の外だ。
「坊ちゃん」を読み返してみなければと思った。
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今日は朝から晴天であった。
久し振りの晴天にも拘らず、昼過ぎまで野暮用があり、日課(???)の、カワセミ・スポット&手賀沼周遊に出掛けられなかった。
やっぱり、日課をこなさなければ落ち着きが悪く、夕方から出掛けた。
遠くで雷鳴が轟いているように思えた。
上空には雲が多くなっているように思えた。
カワセミ・スポットに到着して、暫らくすると、雨が降り出した。
先週月曜に続いての、鳥見中の降雨だ。
先日は橋の下だったが、今日はカワセミ・スポット近くの東屋で雨宿りだ。
降っても絶対に濡れない自信がある(変な自信かもしれないが)。
暫らくすると雨は止んだ。
鳥の声がする。
雨が止んで鳥の声がするときは、もう降らないという証だ。
手賀沼南岸を走る。
走りながら、ふと、「雨晴れてターナーの絵現れる」の句が頭の中を過ぎった。
小学6年生の詠んだ句のターナーを小生なりにイメージして、手賀沼東端からの風景を撮ってみた。
20数年前、ターナーの絵に出会えたのは、素晴らしい句を詠んだ小学6年生のお陰である。
20数年後、その句とターナーの絵をイメージして手賀沼の風景を眺めることが出来たのは降雨のお陰である。
降雨に遭遇するのもまんざら悪くはないなと思いながらペダルを漕ぎ、我が家へ戻った。

フォト:2013年6月22日18:44 p.m. 、手賀沼東端曙橋にて
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by kazusanokami | 2013-06-22 23:58 | 心象風景 | Comments(0)
2013年 02月 01日

『心象風景/深海』

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フォト:2013年2月1日
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by kazusanokami | 2013-02-01 23:58 | 心象風景 | Comments(2)
2012年 09月 03日

『心象風景/柳田國男の世界』

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フォト:2012年9月1日
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by kazusanokami | 2012-09-03 16:50 | 心象風景 | Comments(2)
2012年 08月 08日

『心象風景/コンスタブルの里』

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フォト:2012年8月8日
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by kazusanokami | 2012-08-08 14:53 | 心象風景 | Comments(2)
2012年 04月 27日

『心象風景/今日の気分』

Aoraki、それは先住民の言葉で「雲を突き抜ける山」という意味だそうだ。
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本日を以て、宮仕えを終え、晴れて、隠居の身となった。
晴れて、である。
まさに、Aoraki の心境である。

フォト:2011年2月17日、Aoraki/Mount Cook National Park、NZ にて
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by kazusanokami | 2012-04-27 23:58 | 心象風景 | Comments(5)
2012年 04月 24日

『心象風景/ピノキオ』

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フォト:2012年4月21日、東京フォーラム/ガラス棟にて
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by kazusanokami | 2012-04-24 23:15 | 心象風景 | Comments(2)
2012年 01月 11日

『心象風景/おおたたつや&しょうはくもく』

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朋輩、松柏木殿から「写真家、太田達也のサイトを見ることをお奨めします」なるアドバイスがあった。
早速、検索してみた。
いのちの旅 "Life Odyssey/hertfelt message"なるものが現れた。

Galleryをクリックしてみた。
"WILDLIFE I"ほか、九つのカテゴリーが現れた。
最初のカテゴリー"WILDLIFE I"をクリックしてみた。
木の洞の中から顔を出した小動物のフォトをはじめ、どれも、かわゆい小動物ばかり。
早速、お気に入りに登録した。

このサイトの紹介者、松柏木殿は、野鳥のみならず、これまで哲学者たち(ペットのギリシャリクガメ)やヌートリアなど小動物も撮って来た御仁だ。
プロやアマはさておき、彼もまた、太田達也さんと同様に、動物写真家と言えよう。

松柏木殿が、何れ、カメラに収めるであろう、木の洞を住まいとする小動物の姿、今、それを楽しみにしているところである。

フォト:2011年4月24日、鎌倉・鶴岡八幡宮境内にて
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by kazusanokami | 2012-01-11 21:41 | 心象風景 | Comments(2)
2012年 01月 08日

『心象風景/江戸無血開城』

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中程から左の、都心の風景をズームアップ。
"東京天空塔"のみならず、兄貴分の"東京電波塔"の姿も見える。
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1月8日、国立歴史民俗博物館(佐倉市)で開催中の企画展示「写真の記録-写真資料を考える-」を観た。
第一章から第七章までの構成。
第一章 広がる風景-江戸・東京の街並み-の冒頭は、幕末に来日したイタリア人写真家フェリーチェ・ベアトが撮影した「愛宕山から見た江戸の街並み」(1863年)のパノラマ写真であった。

「江戸の街の広がりと共に大名屋敷の内部まで分かる貴重な写真である」と解説されていた。
陸奥国一関藩田村家上屋敷と"化け銀杏"も写っていた。
田村家上屋敷は、播州赤穂藩浅野内匠頭が、松の廊下事件の後、切腹した、終焉の地である。
小生の趣味のひとつである"忠臣蔵"の余談であるが...。

愛宕山は、数々の歴史や逸話を残している。
その中のひとつとして、「勝海舟、西郷隆盛会談の場」がある。
江戸城明け渡しについて、行き詰まり状態にあった勝海舟と西郷隆盛の二人は家康公ゆかりの地、愛宕山に上り、江戸の町を見渡した。どちらが言い出すでもなく、江戸の町を戦火で焼失させるは忍びない、とし、山を下り、その後、三田の薩摩屋敷にて両人、会見し、江戸城無血開城に至ったのであった。

フェリーチェ・ベアトが撮影した場所と写真、そして、その数年後の無血開城の歴史と、愛宕山ならぬ、我が天守からの、都心の風景とが重なり合うのであった。

フォト:2011年12月25日 16:07、16:08
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by kazusanokami | 2012-01-08 23:58 | 心象風景 | Comments(2)
2012年 01月 05日

『心象風景/ATG』

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渋谷ユーロスペースで、映画「ブリューゲルの動く絵」を観た。
この映画が上映されている映画館は、極々、限られていた。
渋谷ユーロスペースなる映画館があるのも、今回、初めて知った。

渋谷ユーロスペースは、若かりし頃に通った、神戸では「阪急文化」、東京では「新宿文化」など、ATG の作品を上映する映画館を彷彿とさせる、幻燈のような小さなスクリーン、席も然程多くない、ミニ・シアターであった。

ATG(日本アート・シアター・ギルド)は、1961年から1980年代にかけて活動した日本の映画会社である。他の映画会社とは一線を画す非商業主義的な芸術作品を製作・配給し、日本の映画史に多大な影響を与えた。また、後期には若手監督を積極的に採用し、後の日本映画界を担う人物を育成した。(WIKIPEDIAより)

WIKIPEDIA 掲載の「日本アート・シアター・ギルド公開作品一覧」に照らし、若かりし頃に観た映画を思い出してみた。
1966 年
憂国 - 監督: 三島由紀夫, 1965年製作(日本), 1966年4月封切
1967年
忍者武芸帳 - 監督: 大島渚, 1967年製作(日本), 1967年2月封切.
戦艦ポチョムキン - 監督: セルゲイ・エイゼンシュテイン, 1925年製作(ソビエト), 1967年10月封切
1968年
絞死刑 - 監督: 大島渚, 1968年製作(日本), 1968年2月封切
初恋・地獄篇 - 監督: 羽仁進, 1968年製作(日本), 1968年5月封切
肉弾 - 監督: 岡本喜八, 1968年製作(日本), 1968年10月封切
1969年
新宿泥棒日記 - 監督: 大島渚, 1968年製作(日本), 1969年2月封切
心中天網島 - 監督: 篠田正浩, 1969年製作(日本), 1969年5月封切
少年 - 監督: 大島渚, 1969年製作(日本), 1969年7月封切
1970年
地の群れ - 監督: 熊井啓, 1969年製作(日本), 1970年1月封切
1971 年
儀式 - 監督: 大島渚, 1971年製作(日本), 1971年6月封切

若かりし頃は、斯様な映画を観て、粋がっていたかもしれない。
今も映画は好きだ。しかし、長らく、こうした作品、所謂、佳作を上映する映画館から遠ざかっていた。
CGを駆使した、ハリウッド製やシネコンを非難するつもりはないが、商業主義を離れての、映画館、そして、そこで上映される「佳作」と呼ばれる作品を、若かりし頃に立ち戻り、粋がって、観てていくようにしたいと思った。
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フォト:2011年12月31日
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by kazusanokami | 2012-01-05 21:43 | 心象風景 | Comments(4)
2011年 12月 28日

『心象風景/St. James's Park Lake 』

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フォト:2011年12月24日、不忍池にて
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by kazusanokami | 2011-12-28 01:41 | 心象風景 | Comments(2)