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2013年 09月 30日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(8)> tp-19

雪渓を間近に眺めたあと、更に下る。
路傍のナナカマドが赤く実をつけている。
暫し、jitensha を止めて、ナナカマドを愛でる。
その先に目を遣ると、先ほど、雪渓を眺めていたとき、上空に現れていた飛行機雲が違う角度から見える。
雪渓は、最早、木々に隠れて見えない。
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少し、左の方へ目を遣ると、黄色く色づいている木々もある。
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高地である。
直ぐに、紅葉の季節が来るのであろう。

ヒルクライマーさん2名が上って来る。
先ほど、緩やかなカーブの、長い坂から眼下を眺めたときに見えた二人だ。
「ご苦労さん」と声を掛ける南国守殿。
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このフォには、ヒルクライマーさん2名は写っていないが、南国守殿の笑顔を見ると、相手方からも何か声が掛かったに違いない。
「はい、もう、大変ですワー」というような声が...。

更に下る。
前方に絶景が現れる。
我らが下って来た坂道の白いハンドレールが微かに見える。
jitensha を止めて、南国守殿を待つ。
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十分に車間距離をとり、走って来た南国守殿が到着。
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「ええ景色を眺めながら、暫し、休憩」。
「リム熱、計ってみましょか」。
温度計を所持している訳ではないが、リムに指を当てて熱さを確認する。
前輪は、然程、熱くはない。
後輪は、指を当てるとアチッ!と指を離さねばならないほどの熱さではないが、じっと、指を当てていると耐えられないくらい熱さだ。
前・後輪のブレーキを併用しているが、その掛け具合は後輪の方が強く、また、冷気の受け易さも異なるせいか、後輪の方が熱いのである。
リム熱クーリング・タイムの間、道の反対側から眼下を眺める。
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眼下には、まだまだ、ブレーキを多用せねばならない九十九折れの下り坂が続く。
南国守殿と、休憩多用、リム熱クーリング・タイムを多く取ることを再確認し、出発する。

九十九折れをどんどん下る。
九十九折れの途中の『三十三折れ』(???)あたりで、暫し、休憩。
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南国守殿が下って来る。
「南国守、下りま専科」を一枚、パチリ。
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既に樹林帯に入っている。
坂道が煙っている訳ではないが、道の左右や前方の樹林には濃い霧(=雲)が流れている。
スタートした頃、眼下に見えていた雲海に入ったのであろう。
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後方から車が下って来る音がする。
2台連なって、シャトルバスが姿を現わした。
1台は、9時5分、畳平発の路線バス、もう1台は回送(我らが畳平にいた頃に到着した臨時便?)であった。
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腕時計を見ると9時15分だ。
畳平をスタートして35分経過しているが、まだ、全体の5分の1くらいしか下っていない。
「三十三折れ」どころか、まだ、「二十二折れ」あたりだが、急ぐ旅ではない。
ゆるりと下ればよい。
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カーブミラーの下の「自転車のスピード 出し過ぎ危険」の標識を眺めながら、ゆるりとカーブを曲がる。

フォト:2013年9月9日

(つづく)
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by kazusanokami | 2013-09-30 23:58 | 天空ポタ/究極の下りま専科 | Comments(2)
2013年 09月 30日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(7)> tp-18

左手、断崖と雲海の、緩いカーブの、長い下り坂。
これを気持ちよく下って行くと、憧れの(???)雪渓が見えて来た。
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湧き立つ雲と雪渓をアップで。
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崖下を眺める。
ヒルクライマーさん2名の姿が小さく見える(U字型、右手です)。
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アップで。
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いずれ、彼らとすれ違い、
「お疲れさまでーす」と声を掛けることになるだろう。

更に下る。
「大雪渓・肩の小屋口バス停」、「剣ケ峰登山口」に至る。
往路、シャトルバスから大勢の乗客が降りた所だ。
憧れの(???)雪渓を間近に見ることが叶い、大喜び。
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もう一枚。
雪渓、稜線、そして、飛行機雲。
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この稜線の彼方に、乗鞍岳の主峰、剣ケ峰(3026m)が聳えているのであろう。
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今日の jitensha。
菅笠を被り、敷き皮を腰に巻いた老獪な登山者と思しき御仁とスノボー青年が楽しく会話している姿も一緒に。
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修験者や猟師が腰に巻いている皮の呼び名を調べたところ、「腰当て」、或いは、「引っ敷き」、「尻皮」ともいうそうだ。

下って来た坂道を、今一度、眺める。
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腕時計を見る。
9時丁度だ。
畳平を出発して20分経過。
ここまでの走行距離のサイクルコンピュータ表示の数字は確認しなかった。
休憩=フォト・タイム=リム熱クーリング・タイムの回数は極力多く取る約束だ。
ペーストしてはこれでよいのではないかと思いながら雪渓前を出発。

フォト:2013年9月9日

(まだまだ、つづく)
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by kazusanokami | 2013-09-30 05:55 | 天空ポタ/究極の下りま専科 | Comments(0)
2013年 09月 28日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(6)> tp-17

8時40分、畳平を出発。
乗鞍エコーラインと乗鞍スカイラインの分岐点あたりから北アルプスを眺める。
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「彼方の峰々、左の尖っているのが槍ヶ岳、右手前の山のてっぺんの向こうに少しだけ見えるのが穂高連峰」と、山男、南国守殿の有難い説明。
その説明を受けて、槍と穂高をぐっと引き寄せて。
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「下りま専科の途中、向こう側で、もう一度、見ることができるでせう」と、山男、南国守殿。

寒くはないが、走ると、スースーする。
背嚢から超薄手ウィンドブレーカーを取り出し、着る。
再び、走り出す。
スースーはなくなり、丁度、よい。
このモンベル製赤唐辛子色超薄手ウィンドブレーカーは本当に重宝だ。

右折して、乗鞍エコーラインに入る。
畳平は標高2702m、岐阜・長野県境は標高2716m。
畳平から県境は、今回唯一の、「「上りま専科」となる。
「上りま専科」をしながら、亀ケ池を眺める。
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県境あたりのガラ場の向こうに雲が湧き立っている。
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ガラ場を、雲の湧き立つ方へ歩く。

「これ、これ、この景色!」が現前に現れる。
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jitensha を止めた県境標識の方へ戻る。
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長野県と岐阜県を出たり入ったり。
岐阜県をあとにして、長野県側を下る。
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大きなカーブを経て、左手、断崖の、緩やかなカーブの、長い下り坂となる。
憧れの(???)、下り坂である。
jitensha を止めて、左手後方に目を遣る。
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アップで。
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山男、南国守殿の申された通り、先ほど眺めた槍・穂高を別の角度から眺めることが出来た。

憧れの(???)長い坂道の左手は、これまた、憧れの、断崖と雲海の風景。
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少し、坂を下ったところで、ヒルクライマーさんに出遭う。
「お疲れさまー」、「もう直ぐ、畳平ですよー」、「頑張ってくださーい」。
「はーい」と言うように首を振って合図あり。
こちらは元気、向こうさんは疲労のピーク、返事の声は出せないだろう。
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眼下の、九十九折れ。
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ヒルクライムの青年は、この九十九折れの坂道を上って来たのである。
そして、前々日の9月7日、大給守殿は、濃い霧の中、この九十九折れの坂道を下ったのである。
リスペクト!

フォト:2012年9月9日

(まだまだ、つづく)
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by kazusanokami | 2013-09-28 02:11 | 天空ポタ/究極の下りま専科 | Comments(2)
2013年 09月 26日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(5)> tp-16

9月9日、乗鞍高原からシャトルバス輪行にて畳平に到着。
「乗鞍岳畳平 2702m」。
ここが「究極の下りま専科」のスタート地点だ。
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前々日、9月7日の畳平の様子(大給守殿提供)。
大給守殿は、濃霧の中、ここ、畳平をスタートしたのであった。
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大給守殿提供の写真の左端に、壁に吊り下げられた「鐘」と壁に張り付けられた「乗鞍岳畳平 2702m」の標識が僅かに写っている。

今日の jitensha@畳平。
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折角だから、アップでもう一枚。
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角度を変えて、もう一枚。
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明るい、まぶしい、そして、暖かい。
標高が高い分、太陽が近いからであろう。
この天気、大給守殿には申し訳ないくらいだ。


乗鞍本宮中之社を中心に、左/乗鞍山頂簡易郵便局(一万尺売店)、右/銀嶺荘。
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乗鞍本宮中之社に参拝。
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天候回復の御礼と「究極の下りま専科」の安全を祈願。
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拝殿や本殿の写真は正面から撮ってはいけないとも聞くが、御無礼して撮らせていただく。
中心を右へ少しずらしているので、ご勘弁いただけよう...。

乗鞍本宮の由緒に目を通す。
「乗鞍」の奉納画を眺める。
「祝 御遷宮」、書家、紫舟さんの、あの独特の筆致を眺める。
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乗鞍本宮
鎮座地
本 宮 岐阜県高山市丹生川岩井谷 乗鞍岳剣ヶ峰
中之社 乗鞍岳 畳平
里宮(乗鞍神社)高山市丹生川岩井谷
御祭神
天照皇大神(日ノ神)
五十猛大神(木ノ神)
於加美大神(水ノ神)
大山津見大神(山ノ神)
由緒
当宮は古来、乗鞍岳全山を神体山と仰ぎ、旧火山脈にして飛騨国に属し、海抜一万尺(3026米)の頂上、剣ヶ嶺と奥の院、大日岳の主峰より成る。
又、各末社鎮座の幾つかの名峰と旧火口にあり、権現池、五ノ池、鶴ケ池、亀ケ池、不消ケ池等がある。
往古には位山と称し、日本史上にも現れ、別名鞍ケ嶺、愛宝山等とも称された。
その山麓一体には伊太祁曽、御崎、日輪等御分社があり、富士、立山等と共に天下有数の山岳崇拝の古霊峰であり、中世修験信者の登拝に依って御嶽、白山等の如く神仏混淆せられ、各小峰に薬師、摩利支天、不動、魔王岳等の仏号を冠して乗鞍大権現と称するに至る。
養和元年(1181年)、木曽義仲の臣、始めて野麦方面より飛騨観察に登り、頂上に社殿を創建して黄金の神像を納めたと云う。
明治維新に至り、村社に列し、鞍ケ嶺神社と称する。
昭和3年、乗鞍神社と改称し、同24年、再建して乗鞍本宮と奉称す。
又、同28年、恵比寿岳の麓に中ノ社を創建し、昭和49年、天皇陛下御即位50年を記念して現状に改築する。
祭日
開山祭 5月15日
例  祭 8月8日
閉山祭 10月下旬
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階下で御守りを戴く。
申すまでもなきことながら、頂戴した御守りは「交通安全」である。
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これまでも、ポタリングで訪れた寺社で御守りを随分と頂戴して来た。
今回の御守りは、2702メートルで頂戴した御守りである。
御守りに優劣はないが、やはり、これは格別のものだ。

森林パトロールセンター前にいた係りの人に尋ねる。
「おはようございます。今、気温はどれくらいでしょうか」。
「向い側に、百葉箱のような白い箱が見えますでしょう。その中に温度計がありますので、それを見ていただけますか」。
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温度計は7℃を示している。
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気温は低いのだが、寒くはない。
風はほとんどない。
やはり、標高の高いところは直射日光が強く、暖かいのだ。

畳平の空。
青い!広い!
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彼方の山頂に白いドームが見える。
乗鞍観測所(旧乗鞍コロナ観測所)である。
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アップで。
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自然科学研究機構の国立天文台は、乗鞍岳の摩利支天岳(標高2,873m)に乗鞍コロナ観測所を設け、60年の長きにわたって太陽コロナの観測を行ってきましたが、平成21年度末をもって共同利用観測を終了し、閉所しました。
自然科学研究機構は、コロナ観測の使命を終えた乗鞍コロナ観測所の建物を転用して、天文学のみならず自然科学のあらゆる分野の研究に開放し、利用に供するため、新たな共同利用研究施設として乗鞍観測所を設置しました。
観測所の建物は、越冬観測もできるように設計・整備されてきた建物だけに、現在でも堅牢であり、髙地環境を利用した幅広い分野の研究に活用されることが期待されます。
平成23年度から開始した共同利用では、国公私立大学の研究者による大気観測の利用があり、天文学以外の研究分野に活用されました。
平成25年度は、引き続き観測所の利用可能性を追求し、今後の共同利用の方向性を探ることも共同利用の目的の一つとしています。
大気観測のほかにも様々な研究への利用が考えられますが、現地を見てからでないと判断できないと思われる研究者の方々もおられると思われますので、利用希望研究者の現地視察も積極的に受け入れます。
利用希望研究者の応募をお待ちしています。
(「平成25年度 乗鞍観測所利用 希望研究者募集 共同利用案内/大学共同利用機関法人 自然科学研究機構」より抜粋)
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眼下に広がる「お花畑」。
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御典医殿と六々守殿は、この「お花畑」を巡ることとなるのだ。

南国守殿と上総は、「究極の下りま専科」のスタートに先立ち、今一度、安全確認。
jitensha の状態を再チェックする。
中山隆行創輪塾長のアドバイスを思い起す。
即ち、
・関東の人は関東平野を走ることが多いので、平地を走っているのと同じようにブレーキを掛けて、止らないから慌てて強くブレーキを掛けるからつんのめったりすることになる。よって、ブレーキは前広に掛けるように。
・サドルの上の尻は少し後ろに下げて乗るように。
・休憩は出来るだけ多く取るように。
我らで検討した危険度についても、おさらいする。
即ち、
・リム熱に注意すること。
・車間距離を取ること。

畳平をスタートする前に、今日の jitensha をもう一枚。
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さあ、「究極の下りま専科」のスタートだ。
8時40分、乗鞍高原に向け、乗鞍岳畳平をスタートしたのであった。

フォト:2013年9月9日

(つづく)
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by kazusanokami | 2013-09-26 23:43 | 天空ポタ/究極の下りま専科 | Comments(2)
2013年 09月 25日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(4)> tp-15

緩やかなカーブを描きながらの、長い坂。
右は断崖。
ということは、「究極の下りま専科」のときは左手が断崖となる。
この坂道を jitensha で下っている姿を想像する。
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断崖の下は雲海。
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左カーブ。
バスは左へハンドルを切る。
一瞬、バスの正面は断崖となる。
一瞬、「天空」を飛んでいるが如きである。
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長い坂道、右は断崖、白いガードレールが頼り、そのガードレールは、時々、ワイヤ・ロープになったりもする。
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長野県・岐阜県県境。
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この地は、今は「松本市」(長野県)と「高山市」(岐阜県)だが、2005年までは「安曇村」(長野県南安曇郡)と「丹生川村」(岐阜県大野郡)であった。
安曇村と丹生川村の方が味わい深い名であることは申すまでもなきことかと。
標高2716m。
畳平は2702mだから、ここから少し下り坂(=復路は上り坂)となる。

畳平が見えて来た。
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T字路。
左/畳平、シャトルバス終点、右/乗鞍スカイライン。
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7時50分、定刻通り、畳平バスターミナルに到着!
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下車。
特段、寒さは感じない。
気温としては、丁度、よい感じだ。
着ているものは;
・上/ユニクロ製半袖インナー、モンベル製薄手長袖インナー、ユニクロ製ドライEX半袖ポロシャツ。
・下/モンベル製薄手七分丈インナー、リバレイ製七分丈フィッシング(?)パンツ、登山用厚手長靴下、トレッキングシューズ
・手/リンプロジェクト製ハーフフィンガーグローブ
・頭/カンパニョーロ(ロゴ)キャップ、リンプロジェクト製カスク
背嚢には、モンベル製超薄手ウィンドブレーカー、モンベル製薄手フリース、某社製ネックウォーマー、某社製毛糸帽子、パールイズミ製防寒フルフィンガーサイクルグローブなど。
ウィンドブレーカー以外は不要のようだ。
あとで気温を調べてみよう。

先ずは腹ごしらえ。
宿で作って貰った弁当を頂戴する。
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「えらい、かわいらしい弁当やね」。
「量、少ないね」。
「宿の朝食はバイキング・スタイル。あれからすれば、二段重ねの弁当でもええんやけどね」。
「南国さん、弁当、食べないの?」。
「うん、食べたくないんだよね」。
「食べれるときに食べとかんと」。
「じゃあ、食べるとしようかな」。
「バスからの景色、サイコーだったね」。
「バスは高さがあるから、見える景色はよりよく見えるね」。

フォト:2013年9月9日

(つづく)
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by kazusanokami | 2013-09-25 23:58 | 天空ポタ/究極の下りま専科 | Comments(2)
2013年 09月 24日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(3)> tp-14

我らを乗せて乗鞍高原を出発したシャトルバスは、乗鞍エコーラインをどんどんと登っていく。
車窓から坂の様子を検分し、そして、景色を眺める。

位ヶ原山荘が見えて来た。
位ヶ原山荘の標高は2350mである。
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位ヶ原山荘は、前々日の9月7日、大給守殿が、濃霧の中の「究極の下りま専科」の途中、休憩した場所だ。
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更に、その1週間前の9月1日に開催された「第28回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」は、悪天候のため、ゴールが位ヶ原山荘前に変更されたとのことだ。
因みに、「第28回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍」は;
フルコース/乗鞍高原観光センター~乗鞍岳畳平鶴ケ池/全長20.5km、標高差1,260m
ショートコース/乗鞍高原観光センター~三本滝/全長7.0km、標高差360m
のヒルクライムである。
バスは更に登って行く。

再びの眺め、雲海。
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「あっ、雪渓や!」。
バスに乗る前に、乗鞍高原から見た山の景色が目に前に現れる。
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復路の「究極の下りま専科」では、jitensha を止めて、ゆっくりとこういう風景を眺めることが出来ることとなる。
単にイメージだけであった「究極の下りま専科」が、益々、具体性を帯びて来るのであった。

道路上に、砂と小石が見える。
雨でガラ場から流れ出た痕跡がある。
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こういうところは、「究極の下りま専科」のとき、要注意である。バスは右へ左へとハンドルを切り、カーブを曲がりながら、登って行く。
パッと視界が開ける。
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ええ坂道や!
こりゃ、もう、総合的に判断して、「究極の下りま専科」の挙行、決定や!

大雪渓・肩の小屋口バス停。
ここで、山男、山ガール、かなりの人が下車した。
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シャトルバスは、畳平に向けて、天空を更に登って行く。

フォト:2013年9月9日

(まだまだ、つづく)
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by kazusanokami | 2013-09-24 23:58 | 天空ポタ/究極の下りま専科 | Comments(2)
2013年 09月 23日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(2)> tp-13

午前7時、シャトルバスは、乗鞍岳山頂畳平に向け、乗鞍高原観光センター前を出発。
シャトルバスは満席。
輪行組は南国守殿と上総の二人だけ。
他のお客さんは、畳平お花畑散策組と山歩き組である。

「究極の下りま専科」の決行を決断する条件は天候、気温、そして、下り坂の様子(勾配と九十九折れのカーブ)である。
天候と気温は、今のところ、OKで、あとは畳平でバスを降りたときの様子次第だが、先ず、大丈夫だろう。
あとは、坂の様子だ。
事前に参照した、色々なブログで、小径車で下っている事例を見たが、これは他人様が下った事例であり、自らが下った訳ではない。
畳平行きのバスの車窓からしっかりと坂の様子を見て、この下り坂なら jitensha で下れる、大丈夫だ! と自ら判断せねばならない。
そういうこともあって、漫然とバスに乗っている訳には行かない。
因みに、前々日、大給守殿が、降雨のあとの濡れた路面と濃い霧という悪条件の下で、「究極の下りま専科」を達成したという事例が身近にある。

出発して暫らくは、比較的、勾配も緩やか、カーブも緩やかな、道幅も広い坂道を登って行く。
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おっ、ヒルクライマーさんだ。
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このヒルクライマーさんは休憩中なのかな?
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二人連れのヒルクライマーさん。
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車窓からヒルクライマーさんたちを眺めながら、心の中で「ご苦労さん」と呟く。
上りは輪行の GG(注)としては、ちょっと、後ろめたさを感じながら...。
(注)GG:「ジィジィ(爺)」ではありません。イオンのコマーシャルに出て来る"GG"、即ち、"Grand Generation"の GG なのであります。

三本滝ゲートが見えて来る。
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三本滝ゲートは、前日、EVレンタカー"日産リーフ"で来た場所だ。
三本滝ゲートから先は、降雨量が多いため、通行止めとなっていた場所だ。

三本滝ゲート以降は、道幅はぐっと狭くなり、勾配、カーブともきつくなって来る。
三本滝ゲートを過ぎ、バスは乗鞍エコーラインをどんどん登っていく。
三本滝スキー場のリフト落下防止ネットの下をくぐる。
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前日の雨でまだ路面が濡れているところがある。
下るとき、こういうところは要注意だ。
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カーブには、当然のことながら、ミラーが設けられている。
この道は、路線バスとタクシー、関係者の車以外は乗り入れ禁止となっており、交通量は少ない。
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バスは、山岳と思わせる勾配のきつい坂道を登って行く。
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バスはゆっくりと慎重に登っていく。
バスのスピードメーターは時速約21kmを示している。
それ以上にもならないし、それ以下にもならず、時速約21kmをキープして登っていく。
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「バスはそろそろ森林限界を超えて行きます」とのバスのアナウンス。
更に続けて「この乗鞍エコーラインは昭和39年に開通しました。それ以前からも道はありましたが、それは陸上自衛隊の訓練コースで舗装はされていませんでした」とのアナウンスあり。
更に続けて「岐阜県側の乗鞍スカイラインは昭和16年に旧陸軍航空本部が航空エンジンの高地実験施設を乗鞍岳畳平に建設することを計画し、そのための軍用道路として建設されたものです」とのアナウンスも。
道にはいろんな歴史があることは承知しているが、これらのことは初めて知った。
軍事目的から、今は「平和利用」である。
ベンキョーになった。

車窓から坂道の様子はかなり検分出来た。
車窓から風景を眺める。

これ、これ、この風景!
『天空』。
こういう風景を見たかったのだ!
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復路の「究極の下りま専科」では、jitensha を止めて、ゆっくりとこういう風景を眺めることが出来ることとなる。
『天空ポタリング』である。
単にイメージだけであった「究極の下りま専科」が、愈々、具体性を帯びて来たのであった。

シャトルバスは、畳平に向けて、天空を更に登って行く。

フォト:2013年9月9日

(まだまだ、つづく)
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by kazusanokami | 2013-09-23 23:32 | 天空ポタ/究極の下りま専科 | Comments(2)
2013年 09月 22日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(1)> tp-12

9月9日(月曜)。
待ちに待った今回の旅のメイン・イベント、「究極の下りま専科」挙行の日を迎えた。

早朝、目が覚める。
朝湯に浸かる。
部屋に戻り、窓を開ける。
空は明るい。
テンションが上がる。
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宿の近くを朝サンする。
小大野川に架かる橋を渡る。西の空と山を眺める。
山は雲を纏っている。
天気予報は晴れ。
暫らくすれば、雲は取れるのだろう。
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苔むした庵が朝の陽光に映える。
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白樺の木も朝の陽光に映える。
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宿の玄関外の寒暖計を見る。
12℃を示している。
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宿の浴衣姿で屋外にいても、寒さを感じることはない。
やっぱり、テンションが上がっいるのであろう。

出発の身支度を整える。
前夜、宿に頼んでおいた朝餉の弁当を受け取り、背嚢に納める。
ミニ工具、軍手、ウェス、パンク修理キット、スペアチューブなどメンテ用品と、超薄手ウィンドブレーカー、薄手フリース、ネックウォーマー、毛糸帽子、防寒フルフィンガーサイクルグローブなどは携行品として背嚢の中に。
残りの不要な荷物は袋に入れて、宿に預ける。
畳平お花畑組の御典医殿と六々守殿は徒歩にて観光センター前バス停へ。
究極の下りま専科組の南国守殿と上総は自走にて観光センター前バス停へ。
バス停に向う途中、西の景色に目を遣る。
雨続きで、我ら前に姿を現さなかった山の景色が全貌できる。
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アップで。
雪渓がしっかり見える。
益々、テンションが上がる。
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徒歩の御典医殿と六々守殿にこの景色を教えてあげようと思い、暫らく、山の景色を眺めながら彼らを待っていたところ、先ほどまで、山頂付近に薄っすら掛かっていた雲が晴れた。
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アップで。
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感動的である。
もうすぐ、この景色が手に届きそうなところまで行くのである。
益々、テンションが上がる。

このブログを綴りながら、フォト・データを参照したところ、雲が薄っすらと/「06:24:12」、雲が晴れる/「06:27:16」となっている。
僅か、3分ほどで様子が変っている。
「山の天気とはこういうことなんだ」という比較も出来た。

観光センター/アルピコ交通バス窓口でチケットを購入する。
片道1400円、往復2400円。
「究極の下りま専科」組は片道切符である。
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輪行準備完了の南国守殿。
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乗鞍高原/乗鞍岳山頂畳平シャトルバスの注意書きに目を通す。
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この注意書きを読むと、シーズンの頃は随分と込み合うようだ。
我らが9月7日からの二泊三日としたのは、8月の混み合うシーズンを避けてのことであった。
「自転車・スキー・ボード板をお持込の場合は、バス荷物室の大きさの関係上、荷物を重ねる場合があります」とある。
jitensha を横置きする場合、荷物を重ねられるとjitenshaにダメージを蒙る恐れがある。
人も荷物も込み合わない時期にしたのは正解である。
余談ながら、写真には、注意書きの立て看板のほか、「おみやげ処 エコー乗鞍」さんも写っている。
ここが、部屋飲み用酒類でお世話になった店なのである。
「いい天気になって、よかったね」と声を掛けてくる人がいた。
初日、二日目の雨の中、観光センター前で会話を交わし、有難い情報を頂戴した、タクシーの運転手さんであった。

ヒルクライムに挑む人たちが観光センター前駐車場をスタートする。
あちらさんは、「究極の上りま専科」である。
エライ!
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道を渡り、「おみやげ処 エコー乗鞍」さんの前から、山頂付近を眺める。
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「早く、上って来いよー」と呼んでいる声が聞こえる。
益々、テンションが上がる。

フォト:2013年9月9日

(つづく)
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by kazusanokami | 2013-09-22 23:58 | 天空ポタ/究極の下りま専科 | Comments(2)
2013年 09月 21日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<花と生きものたちの巻(下)> tp-11

9月8日(日)。
朝から降り続いていた雨は夕方にはあがり、空は明るくなり、高原の「花や生きものたち」を探索。
森の中で野に咲く花を愛でたあと、更に「花と生きものたち」を探しながら、宿へ向う。

ハチかと思いきや、アブ。
今夏、ベンキョーした「ハチとアブの違い」が大いに役立つ。
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ちょっと、アップで。
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もっと、アップで。
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もう一匹は、折角だがら、横から撮ってやろう(ピンアマになってしまったが記録としてアップロード)。
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子モスラ。
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大きな葉に白っぽいものが止っている。
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この世の中で何か嫌いかと問われれば、「蛾」と答えるだろう。
蛾は苦手中の苦手なのだ。
しかし、高原の「花と生きものたち」探索だ。
勇気(???)を出して接近。
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今夏、手賀沼周辺や利根川周辺で「花と生きものたち」に大いに遊んで貰った。
高原では、アブ、子モスラ、ガの三種だけだが、「花と生きものたち」に遊んで貰った。

カエデの翼果。
幼き頃は、モミジやカエデの翼果をヘリコプターと呼んでいた。
カエデはモミジに比べ、大型ヘリコプターだ。
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ナナカマドの実。
野鳥を招くが如くに赤く熟れつるある。
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数年前、東北地方を旅した。
そのとき、ナナカマドの名の由来を知った。
「七度、竈で燃やしても燃え残るから、七竈」。

「明日は晴れですよ」と青空と白い雲を映す水溜りが教えてくれる。
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宿に戻る。
宿の玄関に張ってある乗鞍岳のポスターに見入る。
「究極の下りま専科」のイメージトレーニングである。
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「さあ、一風呂、浴びましょか」。
「湯に浸かったあと、『大雪渓』(部屋の名)に集合。夕餉の前の食前酒、冷たい麦酒を飲みませう」、「明日の予定も評定しませう」。

部屋飲み評定&夕餉評定。
「明日の天気は晴れである」。
「朝7時、観光センター前発で乗鞍岳畳平へ」。
「御典医殿と六々守殿は、お花畑など畳平を周遊。10時5分発/10時55分着、もしくは、11時5分発/11時55分着の畳平発/観光センター着に乗車」。
「南国守殿と上総は、往路、車窓から坂道の斜度、カーブなどの様子を見ての条件付きながら『、究極の下りま専科』を挙行」。
「12時10分、観光センター発の新島々行きバスに乗車。お花畑組と下りま専科組は観光センターバス停にて落ち合いませう」。
「なお、今朝、早朝、チェックインカウンターの前を通ったところ、名前を書いた紙が貼られたビニール袋あり。早出の人の弁当かな?と思って袋の中を覗いたら、案の定、弁当。朝食は7時からなので、宿での朝食ではなく、弁当を作って貰いませう」。
「なお、ガラ場から流れ出た土や小石で、7時発の畳平行きバスは運休することもあり得るとのことなので、明朝、宿を立つ前に確認することとしませう」。

斯くして、「温泉三昧」、「花と生きものたち」で大いに遊んだ9月8日も暮れ、翌日、愈々、メイン・イベント「究極の下りま専科」を迎えるのであった。

フォト:2013年9月8日

(つづく)
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by kazusanokami | 2013-09-21 23:58 | 天空ポタ/究極の下りま専科 | Comments(0)
2013年 09月 20日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<花と生きものたちの巻(上)> tp-10

9月8日(日)。
朝から降り続いていた雨は夕方にはあがり、空は明るくなって来た。
高原の、花や生きものたちの探索に出掛けた。

青空。
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光る路面。
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右/六々さん、左/下駄履きの、南国さん。
乗鞍高原は温泉地だが、所謂、温泉街とは趣きを異にして、旅館、ホテル、ペンションなど、こじんまりとした宿が別荘風に木立の中に点在している。
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ということで、温泉街を下駄履きでカランコロンという雰囲気ではないのだが、南国さんの下駄履き、カランコロン姿が不釣合いになっていないから不思議だ。

ナナカマドの赤い実が青空に映える。
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野にあっても、キキョウの薄紫は気品がある。
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舗装路は途切れ、森の中へ。
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森の奥に進みながら、野の花を楽しむ。
星が並んでいるように見える。
「星座花」と名付けておこう。
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結実が、星が輝いているように見える。
「星形花」と名付けておこう。
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「星型花」の結実が天の川のように見える。
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「星形花」の、紫色の実。
野鳥を招くが如き色である。
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この花も群星に見える。
「乗鞍群星」と名付けておこう。
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白は光が当たるとより一層、映える。
星に因んだ名は思い浮かばない。
星娘への贈り物とでも言っておこう。
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森の道は行き止まりとなった。
森の向こうで水の流れる音が聞こえる。
宿の脇を流れている川、小大野川(こおおのかわ)の上流なのかもしれない。
振り返ると、木立の間から彼方の峰、そこに湧き上がる雲が見える。
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アップで。
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「花と生きものたち」の「花」に出遭えた。
「生きものたち」と出遭うことを期待して、もと来た道を戻る。

フォト:2013年9月8日

(つづく)
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by kazusanokami | 2013-09-20 14:50 | 天空ポタ/究極の下りま専科 | Comments(2)