先程の見晴し台で「アンコ椿は恋の花」の碑を見た。
歌の先輩となる、野口雨情作詞、中山晋平作曲の「波浮の港」の碑も見ておかなければ、片落ちである。
港屋旅館の少し先にある「波浮の港」の碑に立ち寄る。
「波浮の港」碑。
「波浮の港」は1923年(大正12年)の作品。
「磯の鵜の鳥ゃ日暮れにゃ帰る...」、碑に刻まれた詩文は森繁久弥の筆によるもの。
大正から昭和初期に流行った歌ながら、子供の頃、藤原義江が歌うこの歌を耳にしたことが遠い記憶の中にある。
タイル張りの島地図で、朝から走って来た道を辿ってみる。
岡田港から大島一周道路に出る急坂は地図で見るとこんな感じだ。
大島公園からの、あの長さ5.5km、標高差300mの激坂は地図で見るとこんな感じだ。
小さな通りに戻り、寿司「西川」で昼餉を摂る。
地魚の握り。
もう一皿(?)。
建物は大正か昭和初期に建てられたもののようだ。
昔のカメラ、昔のラヂオ、昔の電話、昔のテレビ(カラーテレビ内臓)、どれもが懐かしさを感じさせる。
フォト:2010年5月22日
(つづく)