黒島の西岸を走る。
道を反れて、ミニ・ジャングル(?)へ。
「迎里御獄」。
竹富島でも見た「御獄」。
御獄は琉球古来の信仰の聖域。
沖縄諸島、八重山諸島、宮古諸島で異なるようだが、一般的には「うたき」というようだ。
黒島では「わん」というそうだ。
「迎里御獄」は「んぎしとぅわん」というそうだ。
この「迎里御獄」には鳥居があるが、これは明治時代になってからの神道化によるもので、鳥居のないのが本来の姿であるとのこと。
時折、ミニ・ジャングル(?)が途切れ、海が見える。
カマキリ風造形。
青空の下、走る、走る。
再び、エメラルド色の海を眺める。
向こうに見える島はその姿からして西表島のよう。
「南見家」。
シーズンともなれば、この海辺の店「はえみや」は大いに賑わうのだろう。
青空には何でも似合う、電柱でさえも。
この電柱にカンムリワシがとまっていたら、それはもう、最高なんだが...。
「あの鳥は?」、「カンムリワシ?!」、「望遠で覗いてみて下され」、「これが一杯、一杯」。
「カンムリワシではなさそう」、「残念!」。
黒島の標高は15メートル、殆ど、真っ平らだ。
フォト:2010年1月30日
(つづく)