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『上総守が行く!』

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2011年 03月 02日

『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』

1月23日、大給守殿、仮称・修禅寺殿、上総の3名にて「都内ポタ/坂道と歴史を訪ねて」を挙行。
修禅寺殿は娘御の小径車"Rover"を借用しての初陣。
このポタリングの目的は、都内巡りは勿論のことであるが、修禅寺殿の新馬購入の前哨戦、大給守殿のbd-1 Capreo(現・bd-1 Speed)を借りての試し乗りの会でもあった。

後日、大給守殿と上総同行にて、都内の店でbd-1, Brompton、KHSなどを吟味。
上総はbd-1派、大給守殿も上総の奨めでbd-1派となったので、当然のことながら、修禅寺殿はbd-1を選択。

愛馬の吟味と平行して、仮称・修禅寺殿の名についても再吟味。
修禅寺殿は都内に住まいなさる御仁ながら、出身は伊豆・修善寺。
修善寺の古刹である修禅寺に因んで、大給守殿と上総は勝手に(???)に「修禅寺殿」と仮称。
命名の原則「由来はきちっとしておく」に準じ、修禅寺殿、自ら吟味の結果、「武衛」と称されることとなった。

「武衛」の由来は、伊豆~源頼朝~武衛である。

源頼朝について紐解くと、何と多くの名を持つ武将でありましょうや。
[改名]鬼武者・鬼武丸(幼名)、頼朝
[別名、通称」三郎、佐殿、武衛、鎌倉殿、源二位、右大将軍、右幕下
[神号]白旗大明神
[戒名]武皇嘯厚大禅門
別名通称に「武衛」がある。

「武衛」とは「兵衛府(ひょうえふ)」の唐名。
「兵衛府」とは、律令制における官司。
左兵衛府と右兵衛府の二つが存在する。
長は兵衛督 (左兵衛督・右兵衛督)である。
(左右)近衛府、(左右)衛門府とあわせて「六衛府」と呼ばれる。
和訓にて「つはもののとねりのつかさ」と呼ぶ。

武衛殿はbd-1を選択されたが、次に、何処の店で購入するかである。

地下鉄千代田線馬橋駅近くに、格安の自転車店がある。
愚息、尾張のチャリ小僧くん(今や、大人になったので、尾張守に昇格)が10年程前に開拓した店である。
数年後、この店は上総もこの店で購入した。
その後の調べでも、都内あるいは都内近郊で最も格安である。
日向守殿も、上総の奨めで、この店で購入した。
大給守殿も、上総の奨めで、この店で購入した。
都内からは少し遠いが、価格が魅力的。メンテの店は自宅近くで探すとして、武衛殿もこの店で購入することとなった。
因みに、我々、仲間内では、この店を「馬橋の馬市」と呼んでいる。
なお、上総はこの店の回し者でないことをここに申し添えておくと共に、身内ながら、この店を開拓した尾張くんに感謝の意をここに改めて表しておこう。

2月27日、部衛殿は、大給守殿と上総同行にて、「馬橋の馬市」に新馬購入に行くこととなった。
大給守殿は急用が生じ、同行は叶わなくなったが...。

その当日、地下鉄千代田線馬橋駅で落ち合い、「馬橋の馬市」へ。
開店時間は午前10時半。
少し、早く店先に到着した。
まだ、シャッターが降りていた。
数分後、店主殿が現れた。
「おはようございます」。
「おはようございます」。
「直ぐにシャッターを開けますので。ところで、大給さんは如何なされましたか。お電話を戴いていたものですから」。
「大給さんは、急用が出来、同行が叶いませんでした。今日のお客さんは大給さんの友達で、我々のjitensha仲間の新メンバーです」。
「どうぞ、中へ入ってご覧ください」。
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_193873.jpg
bd-1 Speed or bd-1 Standardと、車体カラーを再吟味。
武衛殿は、シルバーのbd-1 Standardを最終選択。

「さあ、これからペダル等の装備品取り付けだ」の図。
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_1165957.jpg
装備品取り付け完了!の図。
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_11726100.jpg
「格納・組み立ての仕方は、後程、よろしくご説明の程を。有難う御座いました。お気をつけて」との店主夫妻の言葉に送られて、江戸川CRに向う。

土手に上る。
江戸川CRからの眺めは春霞が掛かったような春の風景。
絶好のポタ日和である。

武衛殿と新馬の図(個人情報の都合上、ご尊顔はモザイク処理)
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_1175461.jpg
天空を駆けるが如くの、新馬の図。
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_1181513.jpg
「先ずは、柴又帝釈天まで走りましょう。そこで昼餉を摂って、それから、格納・組み立ての練習をしましょう」。

一路、柴又帝釈天を目指して、江戸川左岸CRを走る。
春の陽気に銀色の車体を輝かせながら...。
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_1202197.jpg
新葛飾橋を渡り、江戸川右岸CRに入る。

江戸川の名所(?)、トンガリ帽子と丸型帽子の金町浄水場取水塔をバックに記念写真(?)を一枚。
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_1204023.jpg
矢切の渡しを左手に眺めながら、土手のサイクリングロードを右折し、柴又帝釈天に向う。
柴又帝釈天はいつもながらの大勢の人出だ。
新車なので、ちょっと心配しながら、南大門そばの駐輪場に駐輪し、柴又帝釈天を参拝する。
正式名称は経栄山題経寺。
いつ来ても寅さんと重なり合ってしまう。
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二天門をくぐり、参道へ。
参道も大勢の人。
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「二天門を背景に"今日のjitensha"を撮りたいですね。でも、それは無理のよう」とjitenshaを押して歩き始めたところ、一瞬、人並みが切れた。
"今日のjitensha"のチャンスだ!
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_1273582.jpg
「昼餉は何を食しましょうか。鰻にしましょうか」。
「人出が多いのでの、店先にjitrenshaを止める場所もありませんね」。
と話しているうちに、京成・柴又駅前に。
「駅前に、大給さんご推奨の、昔懐かしい味の東京ラーメンがあるようです」。
「この店でしょうか。立ち食いですね」。
「駅前のラーメン店はここしかありませんね。多分、ここでしょう。入りましょう」。
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これは店内に貼られていた「寅さんのそっくりさん、原一平デース」の図。

寅さん像(左奥)と同好の士たち。
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_1351784.jpg
寅さん像の前は、記念撮影の観光客でいっぱい。
だが、一瞬、人込みが途絶えた。
「今日のjitensha/寅さん像前」のシャッター・チャンスだ!
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_1354535.jpg
帝釈天裏側の住宅街の広い歩道で、格納・組み立ての実習を開始。
格納は、①ギアは8段に、②右ペダルを上段に、左ペダルを下段に...。
武衛殿、格納・組み立てを数回、実習。
メモもしながら...。

格納・組み立ての実習中に、サドル・ポストの締め付けレバーの座金がフレームから外れた。
「ルビーの指輪」ならぬ、サドル・ポストを指に例えるなら、「レバーの指輪」状であった。
ギア・シフトのケーブルが鼠の尻尾状に丸まり、上手く、ギア・シフトが出来なくなった。

これらは「馬橋の馬市」店主殿にケータイ電話で確認し、解決。
パソコンのヘルプ・デスクの如きであった。
ケータイの便利さを再度認識。

「江戸川河口、葛西臨海公園まで走りましょうか。であれば、京葉線で輪行となります」。
「京葉線は東京駅での乗換が大変。それ以外となると?」。
「京成線、総武線、東西線の最寄駅となりますね」。
「では、総武線あたりまでということで」。

再び、江戸川右岸CRを下流に向け、走る。
河川敷の野球場では少年野球が賑やかだ。
午後は更に春模様。
気温は相当に上がっているようで、暑いくらいだ。
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夜のTVニュースで「19度まで気温が上がった」と報じられていた。

総武線小岩駅着。
「武衛殿、輪行準備完了の図」。
『武衛殿、新馬調達/江戸川ポタ』_a0104495_1382341.jpg
「自宅最寄駅での組み立てで何かあったら、ケータイ電話を下さい」と告げ、小岩駅で解散した。

上総は自走で再び馬橋まで。
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カメラの記録を見ると、往路、この取水塔をバックに記念写真(???)を撮った時刻は12:43、帰路の撮影時刻は15:46だった。
二つの写真を見比べると、光の具合がよく分かる。
モネの如くに、と申しては、モネ殿に失礼かもしれないが...。

千代田線馬橋駅から輪行の前に「馬橋の馬市」に立ち寄り、道中の委細を店主殿に報告。

サドル・ポストの締め付けレバーの座金がフレームから外れる件については、「座金を留めるネジがあります。しかし、ミズタニ自転車はこのネジを使うとフレームを痛める恐れがあるとのことで、留めネジをつけることは推奨しておりません」と。
その旨、上総から武衛殿に説明することとし、取り敢えず、留めネジとミニ工具、そして、ミズタニ自転車の注意書きの三点セットを貰った。

馬橋駅前から武衛殿にケータイ電話するも、コールするのみ。
便りがないのは良い便り、と思い、電車に乗った。

翌日、武衛殿より「御礼」と題し、「帝釈天裏にて折り畳み・組立てを実習、関連するトラブルも経験しながら勘所を掴むことができました。お蔭様で小岩から滞りなく移動、自宅最寄駅にて再組立し、厩舎まで戻りました」との電子飛脚便を頂戴した。

我らの jitensha club「ドラポタ藩」に、またまた、新しいメンバーが加わった。
またまた、お一人を「悪の道」へお誘いしたことになる。
今回は大給守殿と上総の共謀である。
しかし、斯様な「悪の道」への誘いは褒められずとも叱られることではないだろう。
良き友をお連れ下さった大給守殿に感謝の意をここに表しておこう。
そして、新たなメンバーとなられた武衛殿にも、ここで感謝の意を表しておこう。

もう直ぐ、冬から春に。
ポタリングのベスト・シーズンの到来だ。
「ドラポタ藩」の活動が、益々、楽しみ、楽しみ...。

フォト:2011年2月27日

(完)

by kazusanokami | 2011-03-02 01:57 | ポタリング


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