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『上総守が行く!』

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2011年 03月 14日

『地震お見舞い』 ds-3

3月13日(日)朝、目が覚めました。
前夜、夜半からは建物が揺れるほどの余震はなかったのであろうか、夜中に目が覚めることもなく、よく眠れました。
被災地の人たちのことを思うと贅沢なことながら...。

今一度、台所の半転倒の食器棚の状況をチェック。
これを復旧せねば落ち着きません。
管理事務所に赴き、そこに居合わせたhsym警備員さんに事情を説明し、応援を仰ぎました。
快諾くださり、hsym警備員さんが、後程、部屋に来てくれることとなりました。
食器棚を起こす際、何らかの力が掛かり、ガラス戸が割れ、食器が飛び出すことも想定されます。
怪我は避けねばならないので、ガラス戸にガムテープを張り、hsym警備員さんの到着を待ちました。
暫らくして、hsym警備員さんが到着。
彼の助けを借りて、無事、食器棚を元に戻すことが出来ました。
hsym警備員さんに感謝です。

「復旧の図」。
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転倒を防いでくれた、天井灯のシェードくんに、再度の感謝の意を込めて、一枚。
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暫らくすると、台所でガタッと音が。
見に行くと、先程、写真を撮ったときは健全であったシェードくんが、数センチ、下がっていました。
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『地震お見舞い』 ds-3_a0104495_16204475.jpg
シェードを復旧せねばと、用心しながら脚立に乗り、固定部を見るも、さて、どのようにシェードが取り付けられていたのかのかが分かりません。
管理事務所に問い合わせたところ、「入居時に貰った機器類の取り扱い説明書を見てください」と。
さて、取り扱い説明書一式は何処にあったかな?
取り扱い説明書は未だ見付かりません。

東雲くんに「食器棚と天井の間隔は5cmくらい。倒れ掛けても、食器棚の角が天井に引っ掛かるはずと思っていたのだが」とケータイ・メールを送ったところ、食器棚の奥行きと高さ、食器棚と天井の高さによる"数学的解析"の数式が送られて来ました。
奥行きと高さのおおよその寸法を知らせたところ、5、6cmなら倒れるとの答えが送られて来ました。
今一度、食器棚と天井の間隔を測ったところ、おおよそ6cmとなり、倒れる数値でありました。
食器棚の上に、厚さ2cmばかりのお盆の入った箱が乗せられており、これが天井灯と食器棚の間に挟まっていました。
お盆の入った箱が、少しばかりであったとしても、地震対策の「突っ張り箱」の役目を果たしていたようにも思えました。

再び、大きな揺れのあったときの対策をせねばと、その対策を考えました。
対策は、食器棚の上段に収められている食器類を適当量、取り出し、トップ・ヘビーの状態を軽減させることと、地震対策用の「突っ張り箱」を食器棚と天井の間に詰めることでありましょう。

近所のショッピング・センターへ買出しに。
食パンやミネラル・ウォーターなどを購入。

kazusayomeは、引き続き、実家に「疎開」。
一人で家に居ると、今ひとつ、落ち着かない。
夕方、散髪に出掛ける。
髪を刈りながら、理容師さんとの会話は当然のことながら、地震の話。
人と話をするのは、話題は暗いが、心が安らぐ。
駅に立ち寄り、翌日の運行状況を確認する。
常磐線は、中距離快速と成田線接続便を除く、上野/取手間の便数のみ運行、千代田腺は100%運行とのこと。
卵を買って帰る。

kazusayomeは、当初の予定では14日(月)に帰宅することになっていました。
引き続き、実家に「疎開」してくれている方が安心なるも、当初の予定通りに戻れば、途中、何かあっても納得出来るとも思い、且つ、東京着のあとの電車も動く予定なので、帰宅を「許可」。

夜、TVで「計画停電」の報道を見る。
東雲くんから「そちらは第5グループ。15:20から19:00まで停電だからね。冷蔵庫に配慮、要」の旨の電話も貰った。

万一に備え、服を着たまま、ポケットに財布とケータイを入れ、眠る。
「服を着たまま」は、スポーツ・ジムでシャワーを浴びている途中、地震に遭った人がいるという話を聞いたことをヒントにしてのことである。

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3月14日(月)、通勤日だ。
朝のテレビ報道で、常磐線は上野/松戸間のみ、千代田線は綾瀬/松戸間のみとのことであった。
前夜、発表された「計画停電」の結果だ。
前日の夕方、駅で確認した「明日は動く」の情報は、やはり、その時現在のこと、状況はどんどん変わっていくということだ。

TV報道では運休とのことではあったが、駅まで行ってみることにした。
通勤姿に着替え、出掛けた。
途中、駅の方から戻って来る人が多数、いた。
一様に、手にビニール袋を持って。
この様子で、やはり、電車は動いていないことが分かった。
帰路のついでに、買出しをしていることも分かった。

駅に到着。
駅前には多くの人がいた。
ケータイで電話している人も多数、いた。
駅のシャッターは降ろされていた。
運休の掲示が貼られていた。
駅員さんの「本日は終日運休」のアナウンスも聞こえて来た。
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『地震お見舞い』 ds-3_a0104495_14473858.jpg
kazusayomeに、ケータイで「本日、当地の電車は終日運休。新幹線は動いても、上野からは戻れない。引き続き、実家にて疎開を」と指示。
実家の最寄駅から電車に乗る直前であった。

勤務先にも、何度か電話を入れる。
08:46、出社したFさんが応答してくれた。
電車運休、自宅待機、家族の安否、自宅の様子などを伝えた。
地下鉄等は動いているとは言え、出勤している人たちにご苦労様と思いつつ、自宅に戻った。

10時過ぎ、大きく揺れた。
震源は鉾田市。
霞ヶ浦の北だ。
距離的に、そう遠くない場所だ。
何やら、落ち着かない。
電気ポットで湯を沸かし、珈琲を飲んだ。
暖かいものを飲むと落ち着く。
暖かいものすら飲めない、被災地の人たちのことを思うと複雑な気持ちだ。

身近では、jitensha仲間の大給守殿や伊豆守殿が住まいされている地域は大変なことになっている。
液状化や地割れが起こっており、自衛隊の災害派遣を受けているとのことだ。
また、電気を除くライフラインも停止しているとのことだ。
更に、計画停電が加わるとなれば、と思うと...。
頑張ってくださいと申し上げるしか言葉がありません。

こうして地震のことを綴っていますが、被災された人たちのことを思うと斯様なことを綴っていてよいのか、不謹慎ではないのかとの思いもあります。
しかし、軽重はあってもそれぞれに難儀をしているということでもあります。
どんなことであっても、書き綴っておくことが大事なこと、その中に、何か、役立つヒントもあるかと思っています。

こう綴っている最中にも、何度か、揺れを感じる...。

フォト:2011年3月14日

(つづく)

by kazusanokami | 2011-03-14 15:22 | deep sympathy


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