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『上総守が行く!』

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2011年 11月 19日

『 PHANTOM OF THE OPERA at the ROYAL ALBERT HALL 』

今週初め、最近は滅多にないことながら、午前様。
カラオケ、歌いまくり。
「オペラ座の怪人」は、いつもの通り、英語版で。
そして、この日は特別に、日本語版でも。
今年、「オペラ座の怪人」上演25周年記念の祝いとして。

今日、土曜日は、朝から雨。
鳥見ポタリングもままならず。
で、流山おおたかの森S.C. へ。
おおたかの森といっても、鳥見ではない。
流山おおたかの森S.C.内にある"東宝シネマズ"で上映中の映画を観に。
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世界27カ国での総上演回数が6万5千回を数え、史上最も売れたミュージカルとされる「オペラ座の怪人」の25周年記念公演が、10月1日、2日の両日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた。
その記念公演が映画化され、「『オペラ座の怪人』25周年記念公演 in ロンドン」と題して、現在、極、限られた映画館で上映されている。

キャメロン・マッキントッシュとアンドリュー・ロイド=ウェーバーのコンビの製作による、ミュージカル「オペラ座の怪人」の初演は、1986年秋、ロンドンのウェストエンドにて。
1988年の初めから、ニューヨークのブロードウェイでも上演がはじまり、大ヒット。

小生が、ロンドン駐在となり、同地に赴任したのは、1988年6月末。
その頃、ロンドンでは、既に、チケットの購入が難しいということを耳にした。
尤も、赴任したばかりで、ミュージカルどころではない、何れは、と思いながら、ピカデリー・サーカス界隈を通る度に、"Her Majesty's Theatre"に掲げられた、仮面の怪人の看板を眺めながら、時は過ぎて行った。
亭主はそういうことである一方、yomeは、仲間の夫人たちと一緒に、早々と見たようだが。
1992年の4月に帰国することが決まり、1991年の12月初め頃から「オペラ座の怪人/鑑賞プロジェクト」を開始。
運よく、1992年正月のチケットをゲット!
噂には聞いていたが、シャンデリアが客席上空から舞台に向かって飛んでいく、冒頭のシーンから度肝を抜かれた。
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今日、観た映画は、普段、上演されている劇場ではなく、記念公演として上演された、ロイヤル・アルバート・ホールでのものである。
ロイヤル・アルバート・ホールは、ヴィクトリア女王の夫君、アルバート公に捧げるとして、1871年に完成した、由緒ある建物である。
毎夏、開催されるコンサート、所謂、"Proms(プロムス)"の会場としても有名である。
コンサートは勿論のことであるが、建物の外観、そして、内部を見るだけでも一見の価値のある建物と思う。

ロイヤル・アルバート・ホールでの記念公演の映画は、"Her Mjesty's Theatre"で観た公演を蘇らせるのみならず、同ホールの天井の高さを上手く利用した、素晴らしい舞台装置と演出、そして、観客で満員となった、ロイヤル・アルバート・ホールそのものを見、楽しむことも出来、何とも贅沢な時間を過ごさせてくれた。

ミュージカルそのものが終わった後に、アンドリュー・ロイド=ウェーバーが登場し、その挨拶と共に、彼の紹介で、このミュージカルに関わった、歴代の関係者も数多く登場し、英国らしい、和やかな雰囲気が大いに伝わってくる映画でもあった。

映画を見ながら、拍手をしたくなる衝動に駆られる場面が幾つかあった。
これは、ライブを映像化した映画なんだ、と、自ら、何度も言い聞かせた。
シネマ歌舞伎も、時折、観るが、やはり、拍手はしない。
映画であっても、拍手していいんじゃないかなあ、と思いながら、「オペラ座の怪人」のメロディーを口ずさみながら、映画館を後にした。

フォト:2011年11月19日、同ミュージカル記念公演および同映画のホームページより

by kazusanokami | 2011-11-19 23:58 | 映画


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