天望回廊を照らす、ブルーのライティングが印象的であった。
天望回廊から続く、450mフロアのシーリング・ライトもブルーである。
450mフロアで、時々、ビュルルンという音が聴こえる。
それは気のせいとも思えるが、展望台の外周をぐるぐると回っている電光に音を付けているようにも思える。
450mフロアの、ブルーのシーリング・ライトは、その音に合わせ、ひとつずつ、順に点灯しているようにも思える。
そのブルーのシーリング・ライトが窓ガラスに映り、窓の外に浮き上がる白い文字と共に、ひとつの趣向を施しているようにも思える。
窓に映る、ブルーのシーリング・ライト。
奥から順に、流れるように、ブルーの灯りが点灯して来るシーリング・ライト。
ブルーの灯りがフルに点灯したシーリング・ライト。
ブルー・ライトは、ヨコハマだけでなく、スカイツリーにもよく似合う。
天望回廊からの夜景、そして、451.2mの最高到達点を大いに愉しんだ。
シャトルで、天望デッキに戻ることにした。
シャトルの乗り口は鏡面仕上げ。
鏡面に映る人、ひと、ヒト。
スカイツリーは、内部に於いても、見上げさせる趣向となっているようだ。
下りのシャトルに乗り込む。
上りのときと同じく、シャトルの天井はシースルー。
上りのときは、このシースルーが上手く撮れなかった。
再度、挑戦!
焦点はシャトルの天井に合っている。
シースルーの向こうに焦点は合っていない。
それはそうだろう。
昼間、光りが差しているときにシースルーの向こうが見えるのであって、夜は見えないのである。
今は夜だから、上りのときの写真も、下りのときの写真も、これはこれで、上手く撮れているということであろう。
カメラを構えている手が面白い、天井を見上げている人の顔も面白い、そして、シャトルの動きと共にその顔がフェード・アウトになっているのも面白い、と自画自賛。
フォト:2012年5月31日
(つづく)