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『上総守が行く!』

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2012年 11月 11日

『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-23

弓削島の渡船場からチャーター船で豊島へ向う。
この機会に、「豊島」について、少し触れておこう。
電脳で「豊島」を検索すると三つの「豊島」が現れる。
東から列挙すると次の通りである。
1)豊島(てしま):
香川県小豆郡土庄町豊島。
瀬戸内海の東部、小豆島の西方約4kmに浮かぶ島。
直島諸島に属する。
この豊島は産業廃棄物の不法投棄が問題になったが、今や、瀬戸内海国立公園に浮かぶ食とアートの島に生まれ変わっている。
2)豊島(とよしま):
愛媛県越智郡上島町。
弓削島の南東方向約5km、瀬戸内海のほぼ中央、燧灘に浮かぶ島。
上島諸島に属する。
漁業や柑橘類の栽培を営む人たちが住んでいたこともあるそうだが、今は"基本的"には無人島。
上島町が運営する保養施設、豊島コミュニティセンターやプライベートの別荘が数軒あるのみで、言わば"通い"の島である。
この豊島コミュニティセンターが、この夜のハリポタ創立五周年記念の宴と宿舎となるのである。
3)豊島(とよしま):
広島県呉市豊浜町大字豊島。
しまなみ海道の西にある大崎下島の、更に西に位置する島。
下大崎群島に属する。
嘗ては、大崎下島の大浜・立花地区とともに豊田郡豊浜町を形成していたが、2005年、呉市の一部となった。
蜜柑・レモンなどの果樹栽培や漁業が盛んである。
4年前、竹原~大崎上島~大崎下島~大三島~しまなみ海道~尾道のルートを辿った「ハリポタ秋の大遠征/しまなみ海道2008」で、この豊島の東隣りの島、大崎下島を訪れているので、この豊島は我らにとって全く馴染みのない島かといえばそうではない島である。

因みに、軍師六々守殿の話によれば、今回のハリポタ創立五周年記念企画として「安芸灘とびしま海道」を検討中に、偶々、広島県の豊島と共に愛媛県の豊島も見付け、詳しく調べたところ、無人島にして宿泊施設があるとのことで、今回、弓削島からチャーター船で渡る、愛媛県の豊島を訪ねることに決めたとのことであった。

余談ながら、尾道で摂津守殿と一献の際、摂津殿曰く、「今回の豊島はどんなところを走るのかなあ」と。
小生は参加しなかったが、以前、ハリポタ定例会で小豆島の隣りの豊島(てしま)ポタがあった。
摂津殿の言はそのときのことに重ねてのことと直ぐに分かった。
「そりゃー、豊島違いやなあ。あれは香川県の『てしま』で、今回は愛媛県の『とよしま』だよ」。
軍師殿にこの話をしたところ、「摂津殿やったら、『てしま』でも『とよしま』でもなく、『としま』やね」と。
上手いこと、言うやん!
摂津殿の母校は、豊島区池袋にある大学なので...。

弓削島の渡船桟橋からチャーター船に乗り込む。
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15:05 p.m.、愛馬と共に、乗船完了!
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-23_a0104495_11454040.jpg
出航!
操舵室の窓から弓削大橋が見える。
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船内前方の居室に入る。
台風の心配はあるが、渡船に乗ることが出来、先ずは一段落。
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軍師殿、一先ず、お世話さまでした!
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居室から扉の開口部を通して、弓削港を眺める。
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居室から扉の開口部を通して、弓削大橋を眺める。
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昨秋の「しまなみ海道ポタ」の二日目、この弓削大橋を渡り、佐島、生名橋、生名島の立石港まで走り、渡船で因島/土生港に渡ったのであった。
そのときの、弓削大橋のフォトをここにアップロードしておこう(2011年アーカイブより)。
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『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-23_a0104495_1291780.jpg
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-23_a0104495_1294590.jpg
昨秋のフォトの2枚目、橋の左側の海を今回、航行していることになる。
同じ場所を二元的に眺めてみるのも面白い。
昨秋の二日目は快晴。
やっぱり、天気は晴れに越したことはないと思う一方、台風模様、これも楽しい経験や!と自ら言い聞かせ...。

「おーい、わしも撮ってくれ」、「あいよ」。
『カズ公の秋の股旅日記/しまなみ海道の巻』 am-23_a0104495_12212142.jpg
第22話で「噴耐衛門殿の演技はなかなかのものである。こいつを起用して、植田正治風の、いい意味での『やらせ写真』を撮るのもよいかも...」と綴ったが、このフォトを眺めながら、やはり、その思いを強くするのであった。

豊島の島影は、まだ、見えて来ない...。

フォト:2011年10月16日、2012年9月29日

(つづく)

by kazusanokami | 2012-11-11 17:30 | 旅、旅、旅/いろいろな旅


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