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『上総守が行く!』

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2013年 02月 08日

『几号水準点探索ポタリング/芝東照宮』 ks-5

JR田町駅近くの御穂鹿嶋神社から芝公園内の芝東照宮に至る。

ナビゲーター、大給守殿の「手元資料によれば、鳥居右足下歩道面に埋め込んであるとあります」との声に従い、探す。
直ぐに分かった!
『几号水準点探索ポタリング/芝東照宮』 ks-5_a0104495_7524824.jpg
鳥居には柵が設けられている。
その柵の影が鳥居の足元に映っている。
柵の上部の影が映っている辺りに、くっきりと刻まれた几号水準点があった。
『几号水準点探索ポタリング/芝東照宮』 ks-5_a0104495_753152.jpg
『几号水準点探索ポタリング/芝東照宮』 ks-5_a0104495_0283477.jpg
参道を竹箒で掃き清めているご婦人も交え、暫し、ドラポタ談義。
「こんなマークがこの鳥居の足元に彫られていることをご存知でしたか」。
「いえ、知りませんでした」。
「これは、明治の初めに、地図を作るためにイギリス人技師が彫ったマークなんです。漢字の『不』の字みたいですが、これはイギリスの記号ということです。机に似ているので、几号水準点といいます」。
「そうですか。マークがあったことも知りませんでしたし、そんな歴史があったことも知りませんでした。地図と言えば、社殿の裏山に伊能忠敬の碑があります」。
「えっ、伊能忠敬の碑があるんですか!大いに、興味があります。数年前、『伊能忠敬、間宮林蔵師弟ゆかりの地を訊ねて』と題し、あちらこちらを訪ねたのですが、芝東照宮の裏山に碑があるとは知りませんでした」。
「或る書物に、几号水準点や伊能忠敬が作った地図を参考にしながら新しい地図を作ったとあります」。
「芝東照宮の鳥居に几号水準点が刻まれていることと裏山に碑を建てようとしたことに、何か関係があるようにも思えますね」。
「裏山へは、社殿手前の横道を左へ入ると行けます」。
「ご親切に。楽しい会話、感謝です」。

皆で、社殿ならびに裏山へ向おうとしたとき、鳥居全体をカメラに収め忘れていることに気付いた。
急ぎ、鳥居の表へ走り、カメラに収める。
ドラポタ諸侯の歩む姿、そして、左側には竹箒のご婦人の姿も。
『几号水準点探索ポタリング/芝東照宮』 ks-5_a0104495_7532479.jpg
社殿前にて、家康談義?
『几号水準点探索ポタリング/芝東照宮』 ks-5_a0104495_7534630.jpg
伊能忠敬の碑がある裏山へと向った。

フォト:2013年1月26日
フォト#3:大給守殿提供

(つづく)

by kazusanokami | 2013-02-08 06:55 | 几号水準点探索


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