六本木通りを走り、次の立ち寄り先、宝泉寺(渋谷区東2-6-16)へと向った。
宝泉寺は国学院大学の近くだ。
南青山七丁目交差点を左折し、坂道を下る。
国学院大学近くに至るも、宝泉寺の場所がよく分からない。
地図を見ても何処からアプローチするのかよく分からない。
何人かの人に尋ねるも、誰も知らないと。
山勘で入った住宅街の細道で人に尋ね、漸く、「宝泉寺」に辿り着いた。
こう申しては何だが、然程、大きなお寺ではない。
住宅街の少し奥まったところにひっそり、という感じのお寺である。
電脳網資料によれば、几号水準点は「境内左手の手水鉢『常磐薬師堂』碑台座最下部中央にあり」と記されている。
境内左手の手水鉢とあるが、然様なものは見当たらない。
電脳網資料は2002年のものである。
境内の様子が変ってしまったのかもしれない。
何気なく、本堂を正面から見る。
本堂の手前、左手に、植え込みに隠れるようにして、碑がある。
果たして、碑に「常磐薬師堂」と刻まれていた。
よかった!
几号水準点が刻まれているという台座の最下部を見ようとするも、植え込みが邪魔をしてよく見えない。
執念の大給殿、頭を突っ込んで、調べる。
「あります、あります。相当に見辛いですが」と大給殿。
植え込みの枝を手前に引っ張って、何とかカメラに収めた。
宝泉寺の几号水準点探索は、お寺そのものの場所が分からない、几号水準点の場所が分からないというダブルパンチで、結構、疲れた。
次の立ち寄り先、《南青山七丁目の住宅街》へと向った。
フォト:2013年3月2日
フォト#3:大給守殿提供
(つづく)