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『上総守が行く!』

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2013年 05月 02日

『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)

早、5月となった。
夜来の雨は上がった。
曇り空ながら、我が天守から朝の風景を眺める。
ユネスコから世界遺産の勧告があったとの話題でお賑やかな富士山は今朝は雲に隠れて見えなかったが、その右手の山並みはくっきりと見えている。
秩父連峰である。
『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)_a0104495_1413293.jpg
白く見えるものがある。
《獅熊くん》でズームアップして、見てみる。
『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)_a0104495_1435969.jpg
山襞に白い雲が湧き昇っているのであった。

昼前には、5月に相応しい、素晴らしい天気になった。
ここ暫らく、キジ三昧、それに続いて、カワセミ三昧であった。
今日はカワセミ三昧は一服し、初夏の風景を愉しもうと思い、テーガヌーマ湖に出掛けた。

逆時計回りで一周することにし、ちょっとだけ、カワセミ・スポットの北柏 frst 公園に立ち寄り、カメラマンさんたちと軽く会話。
『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)_a0104495_152884.jpg
朝、秩父連峰の山襞に湧き立つ雲を見たので、今日のポタリングのテーマは「雲」にしようと、早速、北柏 frst 公園からテーガヌーマ湖の上空に浮かぶ雲をカメラに収めた。
『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)_a0104495_1563158.jpg
因みに、手前の池が《カワセミ劇場》である。

池の端に設えられた遊歩道でキジに遭遇した。
今日は《鳥見》をするつもりはないのだが、先日、この近くのネギ畑に生える棕櫚の前で母衣打ちを見せてくれたキジに違いないと思い、敬意を表してカメラに収めた。
『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)_a0104495_225598.jpg
キジの歩むところに野草の花が咲いている。
今日のポタリングのテーマは「雲」に「花」も加え、早速、園内に咲くヤグルマソウとポピーを撮ってみた。
『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)_a0104495_2115791.jpg
『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)_a0104495_2122160.jpg
テーガヌーマ湖南岸を走る。
彼方の空に雲が浮かんでいる《コンスタブルの里》を久し振りにカメラに収める。
『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)_a0104495_2162427.jpg
ひどり橋から手賀沼を眺める。
手賀沼に流れ込む大津川でオオバンが泳いでいる。
オオバンが釣り人の浮きの脇を通り過ぎる。
『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)_a0104495_220421.jpg
釣りを邪魔する訳でもない。
オオバンと釣り人、お互い、阿吽の呼吸なのかもしれない。

更に南岸を走る。
白い花が咲いている。
『上総の昼餉散歩/テーガヌーマ湖、花と雲』(上)_a0104495_2253458.jpg
バラ園や公園などでバラをアーチ状やアーケード状に設えた風景を見ることがあるが、この白い花は自らそのような設えを形作っている。
今日のテーマの「雲」、そして、背景の古城(本当は「水の館」なんですが)と相まって、なかなかよき風情である。

白い花の名前は分からない。
帰宅後、「バラの図鑑」を開いてみた。
項目がいろいろある。
テーガヌーマ湖畔に咲く野ばらの一種のように思えたので、「原種」の項を開いてみた。
あった!
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名称:ナニワイバラ(難波茨)
学名:Rosa laevigata
オールドローズの原種系で、ツル性。
ロサ・レビガータともロサ・ラエウィガータともいわれる。
中国中部・東部・南部、台湾に分布し、日本でも広く栽培されるが、四国や九州の暖地では野生化している。
北米南部にも1780年以前に輸入され、野生化した。
学名は北米産のものにつけられて、1803年に発表された。
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また、ひとつ、カシコクなった。

フォト:2013年5月2日

(つづく)

by kazusanokami | 2013-05-02 23:58 | 上総の昼餉散歩


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