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『上総守が行く!』

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2013年 09月 26日

『天空ポタ/究極の下りま専科』<究極の下りま専科の巻(5)> tp-16

9月9日、乗鞍高原からシャトルバス輪行にて畳平に到着。
「乗鞍岳畳平 2702m」。
ここが「究極の下りま専科」のスタート地点だ。
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前々日、9月7日の畳平の様子(大給守殿提供)。
大給守殿は、濃霧の中、ここ、畳平をスタートしたのであった。
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大給守殿提供の写真の左端に、壁に吊り下げられた「鐘」と壁に張り付けられた「乗鞍岳畳平 2702m」の標識が僅かに写っている。

今日の jitensha@畳平。
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折角だから、アップでもう一枚。
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角度を変えて、もう一枚。
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明るい、まぶしい、そして、暖かい。
標高が高い分、太陽が近いからであろう。
この天気、大給守殿には申し訳ないくらいだ。


乗鞍本宮中之社を中心に、左/乗鞍山頂簡易郵便局(一万尺売店)、右/銀嶺荘。
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乗鞍本宮中之社に参拝。
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天候回復の御礼と「究極の下りま専科」の安全を祈願。
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拝殿や本殿の写真は正面から撮ってはいけないとも聞くが、御無礼して撮らせていただく。
中心を右へ少しずらしているので、ご勘弁いただけよう...。

乗鞍本宮の由緒に目を通す。
「乗鞍」の奉納画を眺める。
「祝 御遷宮」、書家、紫舟さんの、あの独特の筆致を眺める。
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乗鞍本宮
鎮座地
本 宮 岐阜県高山市丹生川岩井谷 乗鞍岳剣ヶ峰
中之社 乗鞍岳 畳平
里宮(乗鞍神社)高山市丹生川岩井谷
御祭神
天照皇大神(日ノ神)
五十猛大神(木ノ神)
於加美大神(水ノ神)
大山津見大神(山ノ神)
由緒
当宮は古来、乗鞍岳全山を神体山と仰ぎ、旧火山脈にして飛騨国に属し、海抜一万尺(3026米)の頂上、剣ヶ嶺と奥の院、大日岳の主峰より成る。
又、各末社鎮座の幾つかの名峰と旧火口にあり、権現池、五ノ池、鶴ケ池、亀ケ池、不消ケ池等がある。
往古には位山と称し、日本史上にも現れ、別名鞍ケ嶺、愛宝山等とも称された。
その山麓一体には伊太祁曽、御崎、日輪等御分社があり、富士、立山等と共に天下有数の山岳崇拝の古霊峰であり、中世修験信者の登拝に依って御嶽、白山等の如く神仏混淆せられ、各小峰に薬師、摩利支天、不動、魔王岳等の仏号を冠して乗鞍大権現と称するに至る。
養和元年(1181年)、木曽義仲の臣、始めて野麦方面より飛騨観察に登り、頂上に社殿を創建して黄金の神像を納めたと云う。
明治維新に至り、村社に列し、鞍ケ嶺神社と称する。
昭和3年、乗鞍神社と改称し、同24年、再建して乗鞍本宮と奉称す。
又、同28年、恵比寿岳の麓に中ノ社を創建し、昭和49年、天皇陛下御即位50年を記念して現状に改築する。
祭日
開山祭 5月15日
例  祭 8月8日
閉山祭 10月下旬
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階下で御守りを戴く。
申すまでもなきことながら、頂戴した御守りは「交通安全」である。
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これまでも、ポタリングで訪れた寺社で御守りを随分と頂戴して来た。
今回の御守りは、2702メートルで頂戴した御守りである。
御守りに優劣はないが、やはり、これは格別のものだ。

森林パトロールセンター前にいた係りの人に尋ねる。
「おはようございます。今、気温はどれくらいでしょうか」。
「向い側に、百葉箱のような白い箱が見えますでしょう。その中に温度計がありますので、それを見ていただけますか」。
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温度計は7℃を示している。
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気温は低いのだが、寒くはない。
風はほとんどない。
やはり、標高の高いところは直射日光が強く、暖かいのだ。

畳平の空。
青い!広い!
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彼方の山頂に白いドームが見える。
乗鞍観測所(旧乗鞍コロナ観測所)である。
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アップで。
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自然科学研究機構の国立天文台は、乗鞍岳の摩利支天岳(標高2,873m)に乗鞍コロナ観測所を設け、60年の長きにわたって太陽コロナの観測を行ってきましたが、平成21年度末をもって共同利用観測を終了し、閉所しました。
自然科学研究機構は、コロナ観測の使命を終えた乗鞍コロナ観測所の建物を転用して、天文学のみならず自然科学のあらゆる分野の研究に開放し、利用に供するため、新たな共同利用研究施設として乗鞍観測所を設置しました。
観測所の建物は、越冬観測もできるように設計・整備されてきた建物だけに、現在でも堅牢であり、髙地環境を利用した幅広い分野の研究に活用されることが期待されます。
平成23年度から開始した共同利用では、国公私立大学の研究者による大気観測の利用があり、天文学以外の研究分野に活用されました。
平成25年度は、引き続き観測所の利用可能性を追求し、今後の共同利用の方向性を探ることも共同利用の目的の一つとしています。
大気観測のほかにも様々な研究への利用が考えられますが、現地を見てからでないと判断できないと思われる研究者の方々もおられると思われますので、利用希望研究者の現地視察も積極的に受け入れます。
利用希望研究者の応募をお待ちしています。
(「平成25年度 乗鞍観測所利用 希望研究者募集 共同利用案内/大学共同利用機関法人 自然科学研究機構」より抜粋)
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眼下に広がる「お花畑」。
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御典医殿と六々守殿は、この「お花畑」を巡ることとなるのだ。

南国守殿と上総は、「究極の下りま専科」のスタートに先立ち、今一度、安全確認。
jitensha の状態を再チェックする。
中山隆行創輪塾長のアドバイスを思い起す。
即ち、
・関東の人は関東平野を走ることが多いので、平地を走っているのと同じようにブレーキを掛けて、止らないから慌てて強くブレーキを掛けるからつんのめったりすることになる。よって、ブレーキは前広に掛けるように。
・サドルの上の尻は少し後ろに下げて乗るように。
・休憩は出来るだけ多く取るように。
我らで検討した危険度についても、おさらいする。
即ち、
・リム熱に注意すること。
・車間距離を取ること。

畳平をスタートする前に、今日の jitensha をもう一枚。
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さあ、「究極の下りま専科」のスタートだ。
8時40分、乗鞍高原に向け、乗鞍岳畳平をスタートしたのであった。

フォト:2013年9月9日

(つづく)

by kazusanokami | 2013-09-26 23:43 | 天空ポタ/究極の下りま専科


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