今月7日、皇居乾通り一般公開で普段は見ることの出来ない「道灌濠」を眺めることが出来た。
2年前、「太田道灌ゆかりの地を訪ねて」と銘打ち、都内をポタリング。
そのときのことを「太田道灌ゆかりの地を訪ねて/江戸の巻」と題し、2012年7月22日から28日にかけて全七話の連載でブログに綴った。
その続きとして、今回、新たに「江戸の巻」として「道灌濠」を掲載する次第である。
皇居乾通り一般公開。
南の坂下門から北の乾門まで約750メートルの乾通りを歩く。
乾通りの中ほどを過ぎた辺りの左手に道灌濠が見えて来る。
道灌濠は、長禄元年(1457年)、太田道灌が築いた城の外濠であったとの説があり、それが濠の名の由来となっている。
地図をみると、道灌濠は東から西向きに、そこから更に南向きに掘られた鉤型の濠である。
濠の西側は吹上御苑となっている。
皇居の中でありながら、道灌濠の辺りは木々が生い茂り、雑木林を形成し、野趣あふれる風情となっている。
道灌が築いた城は板張りの平屋作りの質素なものであったとの由にて、この濠の内側(写真の左手あたり)に平屋作りの城があったのであろうなどと想像しながら道灌濠の風景を愉しんだ。
フォト:2014年4月7日
=備考=
フォトと文章は、兄弟ブログ「龍人鳥の徒然フォト日記」/2014年4月17日付「春季皇居乾通り一般公開/其の五:道灌濠の眺め」からの抜粋である。
(江戸の巻/道灌濠《完》)