津宮河岸の大鳥居から利根川を遡る御座船の一行を眺めながら土手を走り、佐原の町へ入る。
遅い昼餉を摂る。
昼餉は「長谷川のうなぎ」と朝から決めていたので、長谷川へ直行。
「今日は式年神幸祭で山車が出ています。佐原の夏祭りと秋祭りにはたくさんの山車が出ますが、今日は2台だけです」と店のおばちゃんから案内があった。
旨い鰻重を頂戴し、表に出ると、お囃子の音が聞こえて来た。
山車の飾り付けの大人形は「金時山姥」。
「奉祝 香取神宮式年神幸祭」の札が立てられている。
佐原駅へと向う。
またまた、山車に出遭う。
山車の飾り付けの大人形は「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」。
「奉祝 香取神宮式年神幸祭」の札が立てられている。
佐原の大祭の夏祭りには10台の山車が曳き回され、そのうちの1台が「金時山姥」である。
また、秋祭りには14台の山車が曳き回され、そのうちの1台が「瓊瓊杵尊」である。
佐原の大祭の山車は都合24台あり、夏と秋を代表して、「金時山姥」と「瓊瓊杵尊」の2台の山車と佐原の町の人々が香取神宮の式年神幸祭を祝っているのであった。
神幸は、このあと、御上陸、古い景観を残す小野川沿の佐原御巡幸、翌16日は、佐原諏訪神社、本宿八坂神社、本宿八坂神社の佐原御巡幸を経て、香取神宮に還御と相成るのであった。
御座船乗船の儀を十二分に愉しませて貰い、帰途についた。
香取神宮式年神幸祭は12年に一度、午歳の4月15日、16日の両日に執り行われる大祭である。
小生は4月16日生まれにて、今回、65歳最後の日に式年神幸祭の御座船乗船の様子を見させて貰った次第だ。
次の式年神幸祭で御座船乗船を見物するとなると、12年後の4月15日、77歳最後の日となる。
さて、そのときまで元気かどうか?
勝負だ!
フォト:2014年4月15日
(完)