多摩川サイクリング・ロードは、どちらかと言えば、案内標識がプアなコースと思わざるをえません。
しかしながら、だからこそ、楽しく、アドベンチャー気分になれるとも言えます。
このフォトの道、しばらく走ると道が消え、「はて、さて、直進でないのは明らかだが、右か左か?」。
河川敷の駐車場の人に尋ねたところ、「あちらに何面か見える野球場の間にサイクリング・ロードがあります。今は舗装のコンクリートをはがしているので、ご注意を」と有難いアドバイス。
礼を述べ、スタート。
教えて貰った道は直ぐに見つかりました。
舗装のコンクリートをはがした道で、jitenshaを押している同好の士。
私はガタガタ道をベデワンに乗ったまま、彼を追い越しました。
コース・ガイド・ブックでは、「左岸コース(東京都側)~多摩水道橋を渡り、右岸コース(神奈川県側)へ~二子橋を渡り、再び、左岸コース(東京都側)へ」となっていました。
「多摩水道橋」に注意を払っていましたが、多くの道路橋、鉄道橋が架かっており、且つ、橋の名が書かれた標識はコースからは見えず、「多摩水道橋」を通過してしまいました。
二子玉川でコース脇に掲げられたコース・ガイド案内板がありました。
これを見ると、左岸コース(東京都側)として、しっかりと赤い線が引かれていました。
(赤の点線は未舗装を表しているのではありません。何故なら、関戸橋付近も赤の点線ですから。)
「なんだ、左岸コースもあるんだ」と安心し、そのまま走り続けました。
ところが、です。
道はあるのですが、未舗装。
西部開拓史の幌馬車の如く、踏み分け道や土と石ころの道を走り続けました。
舗装道に行き着いたとき、向かいからロードレーサーが走ってきました。
しばらくすると、ロードレーサーは私を追い越して行きました。
未舗装をご存知で、折り返したのか、知らずに、折り返したのか...。
ひょっとしたらコースを熟知していないのは私だけではないかも、と変な安心をしながら、舗装道を快適に走り続けました。
土埃の道を元気に走ってくれたベデワンに感謝しながら...(変速機は余り埃にもまみれず、土も噛みこんでいませんでした)。
なお、このブログをアップする際、コースガイド案内板を仔細に読むと「ご利用にあたっては、一部舗装されていないところ、車道...」とあります。この記載は見落としていたことをここに補足します。
(つづく)