ひとつ目の"古関"、「古関裕而記念館」に続き、翌5月30日、ふたつ目の"古関"、「白河関跡」を訪ねました。
都から陸奥国に通じる東山道の要衝に設けられた関門である「白河の関」は、羽前の「鼠ヶ関」、常陸の「勿来の関」と共に、奥州三関のひとつとして数えられる。
「古関蹟(こかんぜき)」の碑。
関が設けられた年代は定かではないが、5世紀前半頃といわれており、10世紀、律令国家の崩壊と共に関の機能は失われ、白川の関は、『歌枕』として、都人の憧憬の地へと変わっていった。
1800年(寛政12年)、白河藩主松平定信は数々の文献から、空堀、土塁などが残るこの地が白河の関であると断定し、「古関蹟(こかんぜき)」の碑を建立。
1960年代に発掘調査が行われ、その結果、1966年(昭和41年)、「白河関跡」として国の史跡に指定された。
石段を上り、白河神社へ。
賽銭箱と並ぶ、投句箱。
大きな切り株に植えられた若杉。
フォト:2009年5月30日
(つづく)