伊能忠敬旧邸から数キロ離れた、伊能家菩提寺である観福寺へ。
観福寺山門。
石段を上り、境内へ。
本堂の向かいの石段を上り、観音堂へ。
観音堂前の蓮。
蓮を見るとカメラを向けたくなるんです。
観音堂。
観音堂の右手に毘沙門堂。
その奥の杉木立の中に、伊能家の墓所があります。
伊能忠敬の墓。
墓石に刻まれた戒名は、「有功院成裕種徳居士」。
伊能忠敬は、上野源空寺に埋葬するようにとの遺言を遺し、ここ、観福寺のお墓は遺髪と爪が埋められた"参り墓"。
第3話~第6話で綴った上野源空寺での墓参に続き、ここ、観福寺の墓前にても合掌。
伊能家の家紋、「丸に違い鷹の羽」。
家紋を調べたのは、つい、最近では、間宮林蔵の家紋を、それも、10年前に、趣味の忠臣蔵で、浅野家と大石家の家紋を調べて以来のことです。
余談ながら、浅野家も「丸に違い鷹の羽」ですが、羽の中が渦巻紋様で、且つ、右の羽を上に置いている「右重ね」となっており、鷹の羽の紋様は多々ある中でも、独特の紋で、「浅野鷹の羽」と称されています。
墓所脇の説明書き。
伊能忠敬生誕の地、上総国山辺郡小関村(現・千葉県山武郡九十九里町)には、生家跡に、銅像と碑、そして、生誕250年を記念してつくられた公園があるとのことです。
また、折を見て、訪れてみたいものです。
モミジの多い、お寺。
秋が深まれば、美しい紅葉を見ることが出来るお寺かと。
紅葉の頃に、再訪を思いながら、観福寺を後にしました。
既に、夕方4時。
JR佐原駅へ向かう途中、昨年1月に鰻を食した「長谷川」へ。
前日、亀戸で鰻を食したので、この日は店には入らず、蒲焼の良き香りだけを嗅がせて戴き、JR佐原駅へ。
JR佐原駅から輪行にて帰館。
フォト:2009年9月23日
(「佐原村編」/完、「番外編」に続く)